夏休み期間中、SFCの施設にはさまざまな手が加えられた。その内容と意図を事務室に取材した。


 今夏は特に、持ち込みPCの増加に対応した改修が多く行われた。昨年大幅に増設されたコンセントは、Ω11、21、22、λ11、18の各座席に新たに設置された。さらに、κ11、λ11は教室を改修し、古くなったマルチメディア機器が入れ換えられた。

その他、多くの利用者にとって気づきにくい変化があった。「事務の受付を待っているときに暑く感じる」という声に答えて、本館ホールに新設された冷暖房。また、κ館、ε館で省エネ対策として導入されたインバータ式の照明器具などである。
 なお、夏休み期間中にα館横で掘削作業が進められていた地下水は、21日(土)に浄水プラントが完成し、11月末には給水が開始される。汲み上げによる地盤沈下の恐れについて事務室は、「地下150-200mの深層水を利用しているため、その可能性は極めて低い」と強調した。
 最後に、今後のSFCの施設や設備に関して、事務室は「省エネと経費節減を目的とした改修を推し進める」との方針を語り、義塾創立150年を記念した新施設については、「まだ聞いていない」と明言を避けた。