α館横で、地下水の掘削作業が進行している。SFC事務室によると、経費削減の一環で試掘したところ、利用可能な水が出たという。本格的な利用は11月から始まり、SFCで使われる水の90%が代替される。

SFCでは経費を削減する試みが行われており、その代表例として正面階段の滝が挙げられる。学問の世界へ入る前に、身を清めるという意味が込められたと言われる滝だが、流れるのは入学式やオープンキャンパスなどに限られている。循環式ではあるが、継ぎ足しの水が必要になるためであるという。
 そのような中で、今回は水道料金の見直しとして地下水が注目された。現在は藤沢市から水道水を購入しているが、この90%を地下水に代替する。地下水の汲み上げとプラントによる浄水は業者に委託し、それを購入することで経費を削減できるという。
 現在、α館横では掘削作業が行われており、11月から本格的な稼動が始まるという。担当者はSFC CLIPの取材に対し「秋からおいしい水が飲めるようになりますよ」と答えた。