14日(水)、浅野史郎総合政策学部教授に東京都知事選挙への出馬を民主党が打診していると各種メディアが報じた。また、18日(日)には「浅野史郎さんを東京都知事に出馬させる会」が立候補を要請している。


 個人サイトのジョギング日記に浅野教授は「人事のことであるので、事実関係については、言うべきものではない。3期十二年の宮城県知事の仕事を卒業した人間としては、もう一度入学せよと言われても、そんなことの必然性を感じることはできない。というのが、正直な今の感想である」と記している。
 浅野教授は厚生省勤務を経て93年に宮城県知事に就任。3期12年の在任中に情報公開や福祉政策を推進し、05年11月に勇退。昨年4月よりSFCの教授に転身し、「政治参加論」や「地方自治の制度と運営」などの授業を担当している。
 立候補要請への対応や自主的な出馬の可能性について取材を試みたSFC CLIP編集部に対し、浅野教授は「取材の依頼ですが、皆さまの関心事であること、承知しています。であるからこそ、今回は、ご遠慮しておくのがいいと思います。ごめんなさい。」というコメントを寄せた。