今学期、SFC-SFSがリニューアルされた。従来の授業評価に加え、様々な機能が加わり、学生・教員・職員のコミュニケーションの場としての役割が強くなった。


 新たなSFC-SFSは、大きく3つのエリアに分けられている。「履修授業」エリアには、従来の授業評価に加え、自分の時間割を視覚的に確認できる「MY時間割」や、カレンダー機能などがあり、授業の予定などがすぐに確認できる。

MY時間割

「プラン」エリアでは、授業のシラバスなどを分野別に閲覧でき、授業プランニングを考えることが出来る。ここでのプランニングは、「MY時間割」に反映される。履修確定前でも、「MY時間割」に追加した授業に関しては、教員からの連絡を受け取ることが可能。今期だけでなく、次学期や来年度以降のプランニングも行うことができ、先を見据えた履修計画を立てるのに役立つ。
 「アドグル/メンター」エリアでは、お知らせやメンバーの一覧が閲覧可能。メンバーや教員の連絡先を知ることが出来る。
 リニューアルは、2006年11月頃から、新カリキュラムを支えるシステムの1つとして検討・準備が始められていた。新カリキュラムになる新年度から学生に使って欲しいという思いにより、開発チームや事務が3月末に最終的な形にまとめたという。今後も、既存の機能の充実に加え、新たな機能も追加されていく予定だ。
 今回のリニューアルを担当した玉村雅敏総合政策学部准教授は、「本来SFC-SFSは、学生・教員・職員のコミュニケーションの場を提供し、優れた学習環境の構築を目指すもの。このコミュニケーションというのは、教員と学生の間だけではなく、学生同士のコミュニケーションというのもあり得ます。学生には、積極的にコミュニケーションをしながら、よりよい学習環境を創っていって欲しいと思います」と語った。