「日常から非日常の思考へ」 -宮台真司氏と神成専任講師が対談-
2日(火)16:45からΩ22にて、「これからの社会が求める人材像 -SFCの役割-」をテーマに、社会学者であり首都大学東京教授の宮台真司氏と神成淳司環境情報学部専任講師の特別対談が行われた。対談の中で宮台氏は、SFC生にもっと社会的な経験を積んでほしい、とメッセージを送った。
会場にはSFC内外から約100名の学生が詰めかけ、宮台氏と神成氏の対談を熱心に聞き入った。神成氏が、「価値観を壊すことが重要。皆さんには、自分の常識をどこまで壊せるか考えてほしい」と述べると、宮台氏は「周りを見て、まずはつまんないと思ってほしい」「変わらないフレームを見つけるには、日常から非日常の思考へ飛び移ってみることが必要」などと述べ、両者ともにSFC生の固定化された価値観に疑問を呈した。
そのうえで、神成氏は「SFCの価値は学生なのだから、学生が変わればSFCは面白くなる」と述べ、今後のSFC生の活躍に期待を示した。
なお、SFC Open Research Forum 2007では、11月23日(金・祝)11:00-12:30に『ソーシャルデザインの思考』と称し、宮台氏、神成氏に國領二郎総合政策学部教授を加えた3名によるセッションが予定されている。
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- SFC Open Research Forum 2007:プログラム