α館入り口に、膨大な数の学籍番号が合格発表のように貼り出されている。残念ながら吉報ではなく、11月中に進路届を提出していない4年生のリストである。この進路届、一体何のために提出するのか、調べてみた。

進路届

進路届を受け付けているCDPオフィスによると、全ての4年生が対象だが、現在の提出率は3割程度で例年を下回っているという。大半を占めている未提出者に対して、掲示に加えて、督促状の送付が行われている。
 提出はkeio.jpログイン後に「就職・進路支援システム」から行う方法と、CDPオフィスで進路届用紙に記入する方法がある。記入内容は、就職する場合は就職先についての情報と内々定日、応募方法、職種など、進学する場合は進学先などだが、簡単な質問ばかりなので記入にはそれほど時間はかからない。

進路届

提出された進路届は、進学率や就職先といった外部向けの統計データに利用される。また、後輩のOB・OG訪問時のための名簿に掲載するかどうかは、希望により選択することができる。
 さらに提出時に、併せて就職活動の体験記をアンケート形式で答えることもできるが、こちらは任意。余裕があれば、後輩のために経験を伝授してあげてはどうだろう。
 最後にCDPオフィスから一言。「進路届の集計が大学の公式なデータとなりますが、提出者が少ないと正確な数字が得られません。皆さん一人一人のご協力をお願いします」とのこと。