大学バスケ日本一…ならず。義塾バスケ部2年連続決勝で涙を呑む
義塾体育会バスケットボール部は11月29日(月)-12月5日(日)、第62回全日本大学バスケットボール選手権大会に参加し、準優勝を果たした。
青山学院大に続き、関東2位として出場した義塾。大会2日目の11月30日(火)に徳山大学(中国1位)と1回戦を戦った。高さで勝る義塾は第1ピリオドから徳山大学を圧倒。すべてのピリオドで試合を優位に進め、121-79で完勝。2回戦へ進出した。
11月30日(火) 試合開始18:40
1回戦 | 1st | 2nd | 3rd | 4th | 計 |
慶應義塾大 | 26 | 33 | 26 | 36 | 121 |
徳山大 | 18 | 22 | 16 | 23 | 79 |
続く2回戦は12月2日(木)、大東文化大を下した関西大学(関西4位)と試合を行った。
関西大は序盤こそアウトサイドからの攻撃を展開し、得点を重ねるもののあとが続かない。逆に義塾は主将の二ノ宮康平選手(環4)を中心にインサイドからの攻撃を展開。第2ピリオドで突き放し、102-67で勝利を収めた。
12月2日(木) 試合開始18:40
2回戦 | 1st | 2nd | 3rd | 4th | 計 |
慶應義塾大 | 24 | 25 | 17 | 36 | 102 |
関西大 | 20 | 12 | 17 | 18 | 67 |
12月3日(金)、連戦となった3回戦が行われた。相手は九州産業大、富士大を下して勝ち上がってきた京都産業大(関西3位)。義塾は序盤からリードを奪うものの、センターの岩下達郎選手(総4)が第一ピリオドだけでファールを3つ取られてしまう。この穴を埋めたのは副将でフォワードの酒井祐典選手(環4)。22得点10リバウンドを挙げ、オフェンスの中心として活躍した。第四ピリオドで京都産業大の激しい追い上げを受けるものの、義塾は全員出場かつ、6人が2桁得点を挙げる全員バスケで逃げきって準決勝へ進出した。
12月3日(金) 試合開始16:20
3回戦 | 1st | 2nd | 3rd | 4th | 計 |
慶應義塾大 | 28 | 32 | 31 | 17 | 108 |
京都産業大 | 16 | 17 | 22 | 38 | 93 |
続く12月4日(土)、前日の3回戦で格上の東海大を降して勢いに乗る明治大学(関東7位)と決勝進出をかけて戦った。この試合でも義塾が攻撃力で勝り、終始主導権を握る。二ノ宮選手は3Pシュートを5本決め23得点、家治敬太選手(環3)が28得点、岩下選手が23得点と三人が20点以上得点し、101-72で決勝への切符を手にした。
12月4日(土) 試合開始16:20
準決勝 | 1st | 2nd | 3rd | 4th | 計 |
慶應義塾大 | 27 | 24 | 21 | 19 | 101 |
明治大 | 16 | 15 | 22 | 19 | 72 |
決勝も連戦となる。12月5日(日)、関東の春のトーナメント、新人戦、秋のリーグ戦の三冠を達成している青山学院大(関東1位)と関東勢同士の決勝を戦った。前日の猛攻が嘘のように義塾は青山学院大の守備に攻撃を封じ込められ、点数が伸びない。第4ピリオドに追い上げを見せるものの、76-93で敗北した。
12月5日(日) 試合開始16:00
決勝 | 1st | 2nd | 3rd | 4th | 計 |
慶應義塾大 | 21 | 18 | 20 | 17 | 79 |
青山学院大 | 29 | 21 | 29 | 14 | 93 |
3年振り3回目の優勝を果たした青山学院大は史上初の4冠を達成。義塾は二年連続の準優勝に終わった。
破れはしたものの、主将の二宮選手は敢闘賞、酒井選手は優秀選手賞を受賞した。また、佐々木三男環境情報学部教授はチームのヘッドコーチを務め、準優勝に尽力された。
野球部ばかりが注目されがちな体育会であるが、バスケ部でもSFCの学生が中心となって活躍している。見かけたら是非とも準優勝へのねぎらいの言葉や、来年の優勝を期待する言葉をかけてもらいたい。