茨城県ひたちなか市の、ひたちなか海浜鉄道湊線沿線を中心に展開されるアートプロジェクト、みなとメディアミュージアムが7日(日)より開催されている。会期は31日(水)まで。


今年の展示作品の一つ。

今年度で3度目の開催を迎えるみなとメディアミュージアムは、「産(那珂湊地区商店街、ひたちなか海浜鉄道湊線)」「学(主に大学教員、大学院生、大学生)」「芸(アーティスト)」による地域系アートイベントだ。今年度は「アートの力で茨城県ひたちなか市を再生する」をテーマに掲げ、東日本大震災により大きな被害を受けたひたちなか市の復興を目的として開催される。
 電車を改装した「おさむシアター」では、東京藝術大学アニメーション専攻の6人による映像作品が鑑賞できる。また、公園の敷地を利用した巨大な作品や、電車を覆う670個のキューブによる「CUBeSCAPE」等、スケールの大きな作品も多く、見所はたくさんある。

会期中はひたちなか海浜鉄道湊線の駅構内と、那珂湊地区の商店街の各所にも作品が展示される。また、地域住民とのワークショップの開催も予定されている。詳細はみなとメディアミュージアムの公式ホームページで確認しよう。
 会場へのアクセスは常磐線勝田駅より、ひたちなか海浜鉄道にて那珂湊駅、阿字ケ浦駅下車。勝田駅までのアクセスはJR水戸駅から常磐線で約5分、JR上野駅から常磐線特急で約70分、成田空港バスターミナルから高速バスで2時間となっている。
 せっかくの夏休み、ひたちなかに足を運んで現代アートに触れてみてはどうだろうか。