15日(土)、湘南台駅西口のウエストプラザ2階に、「BOOKプラザ文華堂」がオープンした。湘南台駅西口においては、2004年6月30日に閉店した有隣堂湘南台店以来の書店となる。SFC CLIPでは今回、お店の方に話を伺った。

外観

——お菓子や雑貨など、ただの本屋とは違う品揃えですが、コンセプトなどありますか?
 実は、20年以上やっていた円行の柄沢橋付近からの移転という形なのです。湘南台では、やはり東口の文華堂が老舗としてやっていて、昔は西口に大きな有隣堂もありました。それと同じ方向性の本屋を持ってきても、その2者よりも小さいうちではやっていけないと思っていました。そこで、特色を出すためにはどうしていくべきだろうか、かなり方向性を模索しました。
 いままでの、円行の方で運営していた店舗では、俗にいう「同人系」のコアなものをかなり揃えていました。しかしこちらは駅前なので、それでは女性客がつかないだろうと考え、それにプラスするものを探しました。そこで、デリカテッセンがプロデュースした輸入の食品や雑貨、 またもちろん学生さんがよく使う文具を充実させ、いまの形ができました。

デリカテッセンがプロデュースした雑貨売り場

湘南台には慶應以外にも多摩、文教、日大、高校で言うと湘南台高校などたくさん学生さんがいます。本当であれば大学生の方向けに専門書を一番に取り揃えたいのですが、そうなると学内にある生協さんなどには敵いません。そのため専門書以外で学生さんが欲しいもの、学生さんの興味を引くものに力を入れていきたいと思います。
——SFC生へのメッセージをお願いします。
 円行の店舗でも、慶應の学生さんのバイトは何人もお願いしていました。そこから出版社へ就職した方もいらっしゃいます。ぜひみなさん足を運んで、お店の中を見てほしいです。気に入ればぜひバイトでも入ってほしいです。