善行雑学大学で第154回講座が行われます。テーマは『相模湾沿岸の津波と鎌倉-逗子断層群』〜東日本大震災に学ぶ〜 です。お誘い合わせの上、ぜひお越しください。


・日時: 2012年3月18日(日) 14:00-16:00
・会場: 善行公民館ホール
・テーマ: 『相模湾沿岸の津波と鎌倉-逗子断層群』〜東日本大震災に学ぶ〜
・講師: 蟹江 康光氏(三浦半島活断層調査会 顧問)
 地震予知は不可能。しかし、地震後の科学的な解析は飛躍的に進んでいる。兵庫県南部地震では、活動履歴が解明され、「活断層」は一般市民に認知された。東北地方太平洋沖地震では、誘発地震・津波堆積物が市民権を得るだろう。これまで対策予算の財源で想定された津波の大きさは、歴史津波を参考に改められた。
 関東大震災で、8mの津波被害を経験し、語り継がれていた筈であったが、大津波警報が発令された3.11、避難した住民は少なかった。いつか必ず来る大地震、中でも津波は死者数をゼロにできる。元禄地震で数百名の死傷者を出した伊東市では、関東大震災では、適切な避難で人的被害は無かった。
 人生100年単位で考えると、死亡105,000人の関東大震災に学ぶべきである。
1)この100年間に耐震補強で構造物は強くなった⇒地震は逃げなくても助かる。
2)耐震補強と都市計画の成果⇒家屋の火災は減少、自動車火災は新たに発生。
 昨年末、新たな神奈川県津波浸水予測図の素案が発表された。相模湾を襲った津波地震は、南海トラフを震源とするが、相模トラフもある。「鎌倉-逗子地震」は直下地震の可能性。震災は大きいであろうが、津波はわからない。
・お問合わせ先
宮田英夫 TEL:0466-82-0517
※会員以外の一般の方は資料代他として400円が必要となります。

《次回 第155回講座のご案内》
・日時: 2012年4月15日(日) 14:00-16:00
・会場: 善行公民館ホール
・テーマ: 『教科書とマスコミのことば遣い』
・講師: 根来 行介氏(埼玉県富士見市立図書館長)

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