本日、4月1日(日)は新学期始まりの日。中でも新入生は一段と期待や不安を感じつつ迎えた新学期だろう。今回、SFC CLIP編集部ではそんな新学期を迎えるにあたり、SFC歴20年以上のベテラン、マガモさんに取材を行った。

毎日の積み重ね、そして冒険心

"朝早く起きてSFC生を出迎える準備をしないと、どうもしっくりこないんですよね"
 ベテランのマガモさんが真っ先にくちばしを開いたのは、日々の習慣について。早朝からすでに活動しているカモのグループ。SFCの生活を彩るという仕事には、様々な苦労があるという。マガモさんが語ったのは、早起きだけではない。残留制度などがあり、24時間キャンパスと呼ばれるSFCではカモの仕事も長くなるという。日々、SFCのカモとして求められる仕事を熱心にこなす姿は、SFCの「学問への追及」と重なる。
 "まさか大学のキャンパスに来るとは思ってなかったですが、来て正解でしたね"
 マガモさんがSFCの地で生活を始めたのは今から20年以上も前。SFC開設当初、環境アセスメントや地元説明会の最中、ある教授からSFCでの生活を持ちかけられたという。元々遠藤地域で暮らしていたマガモさん、環境の変化をためらい、はじめは断ったそうだ。しかし、何度か話を聞き、自らが新たな分野に挑戦していくという考えを持ち、SFCでの生活を決意したという。

マガモさん

夢とチームワーク

"フィールドは無限大、時には池から出ることだってありますよ"
 我々はよくガリバー池のほとりでカモのグループを見かける。しかし、マガモさんは池にとどまらず活動をしている。現在は雨の日や雪の日、人の少ない日にはバス停付近まで足を延ばすこともあるという。自らの足、翼で活動範囲を広げているのだ。マガモさんは将来、メビウスリングの外にも活動を広げたいと、夢を語った。
 "ガリバー池からまったくカモがいなくなることだけは許されない"
 マガモさんはガリバー池でできた交友関係やグループについても語った。活動時間も長いSFCでの生活、マガモさんのグループでは分担をして暮らすという。食事をする際にもいくつかの時間帯に分けているそうだ。グループでの行動には「つつき合い」もあるというが、マガモさんは信頼のおける仲間たちだと胸を張って語った。

マガモさんのグループ

今のSFC生、新入生に伝えたいこと

"鳥類は感覚を研ぎ澄ましてます、そういう力が必要なんです"
 SFC生活が20年を超えるマガモさん。SFCでの生活で重要なものは常に自分の感覚を研ぎ澄ますことだと語る。自分の好きなことを見つける、自分の周りで起きていることを感じ取る、そんな力がSFCの生活において重要なのかもしれない。
 "きっかけはなんだっていいと思うんです、僕も偶然の出会いでしたから"
 SFC生の新学期といえば授業や研究会、サークルなど多くの活動がある。マガモさんはそんな中で何もかもがきっかけになるという。特に、新入生は興味を持ったことには恐れず突き進んでほしいと語り、マガモさんは飛び立っていった。

滑空

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※本ニュースはエイプリルフールの為に作成されたものです。実際のニュースではございません。