義塾野球部は28日(日)、神宮球場で秋の東京六大学野球リーグ慶早2回戦に臨むも追い上げ及ばずW6-3Kで敗戦。2連敗で慶早戦の勝ち点を落とした。


 天気予報では雨の予報だったが、試合開始前には雨が弱まり、予定通り13:00にプレーボール。初戦をK4-7Wで早稲田に敗れ、負けられない義塾は左のエース竹内大助(環4)にこの大一番のマウンドを託した。対して早稲田は甲子園優勝投手・吉永健太朗を先発のマウンドに送った。

竹内_fujie


1回2





 先発の竹内大は1回表、早稲田の攻撃を三者凡退で抑え、順調な滑り出しを見せる。

 しかし、2回裏、安打と四球で1死1・2塁とされ打席には7番小野田俊介。打ちとった当たりで、ダブルプレーと思われたが、セカンド山崎錬(商4)がエラー。走者満塁となりバッターは先発ピッチャーの吉永。センター前へ巧く運ばれ先制点は早稲田に入る。W1-0K。

 続く9番東條航に粘りのバッティングで押し出しの四球をもぎ取られ、早稲田に追加点。W2-0K。

 ここで義塾は早くも竹内大に代わり、ピッチャー只野尚彦(商4)にスイッチ。満塁のピンチでの登板となるが見事後続を断ち切る。しかしこの回、早稲田の猛攻によって2点を奪われてしまい、追う試合展開となる。



 2回表義塾の攻撃。反撃したい義塾は1死からバッター藤本知輝(環2)。レフトへのホームランで1点を返す。W2-1K。

2回2





 1点差に詰め寄り、点差を開かせたくない義塾だが2回途中から登板した只野がピリッとしない。3回表、3番高橋直樹の二塁打でランナーを2塁に背負うと5番地引裕貴にタイムリーヒットを許し、再び点差は2点に。W3-1K。

2回2





 4回表早稲田の攻撃。義塾は只野に代わり、山田貴大(環3)がマウンドへ。8番吉永への死球とキャッチャー阿加多直樹(法4)のエラーで、無死2・3塁。ここで1番中村の強襲タイムリーヒット1点を失う。W4-1K。前日に引き続き早稲田の猛攻が続く。

4回3





 4回裏義塾の攻撃。先頭打者の福富のセンター方向への2塁打に暴投が絡み無死3塁。打席には主将山崎錬。センターへの犠牲フライを打ち1点を返す。W4-2K



 これ以上の失点は許されない義塾は5回表、前日中継ぎで好投した福谷浩司(理4)をマウンドへ上げる。福谷は5回表を三者凡退で終わらせ、反撃を待つ。



 7回裏義塾の攻撃。2死から1番谷田成悟(商1)がレフト線ぎりぎりのツーベースヒットを放つと、続く3番辰巳智大(文4)も左中間を破るヒットを放ち、谷田が生還。義塾が点差を1点に縮め、早稲田を追い上げる。W4-3K

7回1



 しかし、試合は早稲田ペースが続く。8回表、9回表にそれぞれ1点を追加され、W6-3K。苦しいピッチングが続く福谷だが、援護を待つ。

9回1





 9回裏義塾の攻撃。いよいよ義塾の最後の攻撃となる。黒須啓史(理4)の代打山中大地(環4)が四球を選ぶも、福谷の代打影山史貴(総4)、9番渡邊暁眞(商3)、1番谷田が倒れゲームセット。

 W6-3Kで義塾の敗戦となり、義塾のリーグ3位、早稲田のリーグ2位が確定した。

閉会式_fujie





 福谷は9回の失点によって惜しくも最優秀防御率賞を逃した。最優秀防御率賞は法政の三嶋一輝が受賞。

三嶋





 なお、明日は試合がないため、授業は通常どおり行われる。

heikaisiki