2015年度より一般入試科目変更 情報のエキスパート求む!
27日(木)、総合政策学部および環境情報学部の一般入試について、科目等の変更が予告された。この変更は、高等学校における学習指導要領の改訂が影響している。2015年度の入試からは数学の単元が変更され、2016年度の入試からは、新たに情報が試験科目として選択できるようになる。
予告は、以下の通り慶應義塾の学部入学案内WEBサイトにて行われた。
【現行(2014年度入試まで)】
- 数学あるいは外国語あるいは数学および外国語
「数学」あるいは「外国語」あるいは「数学および外国語」の3つの中から1つを選択(いずれも同一試験時間内実施)
- 数学-数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B
数学Bは(a)「数列」・「ベクトル」、(b)「数値計算とコンピュータ」の(a), (b)のうち、いずれか一方を選択する。 - 外国語-英語Ⅰ・英語Ⅱ・リーディング・ライティング
- 数学-数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B
- 小論文
【2015年度入試】
- 数学あるいは外国語あるいは数学および外国語
「数学」あるいは「外国語」あるいは「数学および外国語」の3つの中から1つを選択(いずれも同一試験時間内実施)- 数学—数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B
数学Aからは「場合の数と確率」・「整数の性質」・「図形の性質」を出題範囲とする。
数学Bからは(a)「数列」・「ベクトル」、(b)「数値計算とコンピュータ」(旧課程)の(a), (b)のうち、いずれか一方を選択する。 - 外国語-英語Ⅰ・英語Ⅱ・リーディング・ライティング
- 数学—数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B
- 小論文
【2016年度入試】
- 数学あるいは外国語あるいは数学および外国語あるいは情報
「数学」あるいは「外国語」あるいは「数学および外国語」あるいは情報の4つの中から1つを選択(いずれも同一試験時間内実施)- 数学—数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B
数学Aからは「場合の数と確率」・「整数の性質」・「図形の性質」を出題範囲とする。数学Bからは「確率分布と統計的な推測」・「数列」・「ベクトル」を出題範囲とする。 - 外国語-英語Ⅰ・英語Ⅱ・リーディング・ライティング
- 情報-社会と情報・情報の科学
- 数学—数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B
- 小論文
変更点は、数学A・数学Bの単元、2016年度以降に外国語の試験科目が変更される可能性、そして2016年度以降に情報が試験科目として選択可能になることの3点だ。つまり、情報と小論文だけでSFCを受験することが可能になる。
SFCは以前から、英語・数学・小論文、そしてAO入試と個性が大きく出る試験方式が特徴だった。情報が試験科目に加わることで、ITの知識に自信がある人はより入学しやすくなるだろう。