早慶レガッタ、義塾快勝で二連覇を達成!
21日(日)、100年以上の歴史を持つ伝統の戦い、「早慶レガッタ」の第82回大会が隅田川で行われた。義塾端艇部は対校エイトで早稲田に7挺身の差をつけて快勝、昨年度に引き続き優勝を収めた。これで義塾は通算37勝44敗、同着1となった。
当日の隅田川は季節外れの寒さに雨風が吹き付け、過酷なコンディションの中で開会式が行われた。午前の時点では応援に来る観客の姿はほとんど無く、ゴール地点となる桜橋周辺は警察、消防署の職員が行き来する物々しい雰囲気に包まれていた。
しかし、午後になり最終試合となる対校エイトが近づくと、待っていたかのように雨が止み、風も落ち着いてきた。それに比例して、観客の数も増えていった。そして、対校エイト開始前には、例年と同じようにゴール地点付近は観客で埋め尽くされた。
今回のレースには、SFCから尾留川敦選手(総2)が6番漕手、吉田誇雄選手(総4)が2番漕手として参戦した。今回の早慶レガッタ対校エイトには、去年よりも750m長い3750メートルのコースが選ばれた。選手の技量と、レースの見応えを考慮した久々のコース延長だという。
注目のレースは15:30、両国橋の前からスタートした。スタート直後は早稲田大学がリードしていたが、カーブにさしかかると、インコースに入った義塾が早稲田と並ぶ。両国橋通過の時点では義塾が逆転し、引き離しにかかった。中間地点の厩橋通過の時点では義塾リードで差は1挺身半、約25mとなる。そして後半1000mで義塾は早稲田を大きく引き離し、最終的には義塾が7挺身、約130mの大差をつけてゴール。二連覇の栄冠を勝ち取った。タイムは慶應義塾13分53秒68、早稲田14分17秒37であった。
ゴール後、義塾端艇部の選手たちは互いに健闘を讃えあい、桜橋付近を周遊。応援に駆けつけた観客たちに手を振ってくれた。選手の中には涙を拭う姿も見られ、観客の中にも、涙ながらに激励の言葉を叫ぶ人もいた。
今年も見事勝利を収め、連覇を果たした義塾端艇部。来年も彼らの活躍に期待したい。