先月28日(月)から、メディアセンター2階のマルチメディア・マルチリンガル・スペース(以下、MMLS)にて「多言語SAによる学習相談会」が行われている。リラックスした雰囲気の中で、様々な外国語のSAに履修相談や学習相談をすることができる。期間は8日(金)まで、時間は各日13:00-18:00だ。

居心地の良い空間


 MMLSに入って正面のテレビには、SAが制作した各言語の紹介映像が流されている。また、各言語のオリジナル資料が展示されており、教員・SAの紹介やカリキュラム、海外研修の様子まで、学生の目線で詳しくまとめられている。外国語の履修を視野に入れている学生は必見だ。
 椅子やソファに座ってSAと談笑することはもちろんのこと、学習相談をすることもできる。落ち着いた雰囲気の中、自分が履修している外国語の勉強をしたり、授業についてSAに質問したりする学生の姿が見られた。

(無題)



「語学の楽しさを知ってもらいたい」


 ドイツ語・イタリア語のSAで、この企画の代表者でもある佐藤友紀子さん(総4)に企画の意図を聞いた。
 「言語ガイダンスが秋学期には行われないので、代わりに履修について相談できる場を作ろう、と思ったのが、この企画のきっかけです。また、外国語を学ぶ楽しさをもっと多くの方に知ってもらいたい、という思いもありました」と語った。
 また、今までは外国語研究室間での交流があまりなかったという。SAの間では「これを機に交流が深まるのでは」との期待も高まっているようだ。

 メディアセンター側に企画を提出したのが、7月頃。Facebookグループで各言語の代表SAと密接に連絡を取り合ったほか、ミーティングを重ねて準備を進めた。佐藤さんは、「SAのみんなで、一致団結して準備を行いました。また、忙しい中シフトにも入って頂き、とても助かりました。以前よりも分かり合えた気がしますね」と、嬉しそうに語った。

佐藤さん佐藤友紀子さん(総4)



訪れる学生の目的は様々


 居心地の良い空間とフレンドリーなSAの皆さんの存在もあってか、学習相談だけでなく、雑談で盛り上がることも多いという。お茶やジュースも用意されており、空き時間に気軽に立ち寄れそうだ。
 取材中にも、MMLSを訪れた学生がSAと会話をするなかで、新しい言語に興味を持ち始めていた。新たな学びのきっかけを提供する場にもなっているようだ。

 語学の勉強に興味がある人、悩んでいる人は、ぜひ足を運んでみよう。