16日(土)-17日(日)、明治神宮球場で東京六大学野球春季リーグ第6週・対立教大学戦(以下、立大)が行われた。2試合とも1点差という厳しい試合を制し、勝ち点を獲得。これで勝ち点を3点とし、優勝の可能性を残し、義塾は30(土)-31(日)の早慶戦へ臨む。

好打と継投で接戦を制す!

 第1回戦は義塾の後攻で試合開始。先発の三宮舜投手(商4)は2回までに3点を先制される苦しい立ち上がりに。しかし、その直後の攻撃で、先頭の山本泰寛選手(環4)が三塁打で出塁すると、続く小笠原知弘選手の(環4)犠牲フライですぐさま1点を返す。続く3回、梅野魁土選手(環4)からの連続出塁で一死満塁の好機をつくると、6番・沓掛祥和選手(商3)がセンター前へのタイムリーを放ち、2点を追加。同点に追いつく。  逆転を狙う義塾は、4回から中継ぎで登板した加藤拓也投手(法・政3)が大学初のホームランを放つなどしてさらに2点を追加。7回にも1点をもぎとり、立大との差を広げた。守っては9回、相手の連続安打により2点を返され、1点差に詰め寄られるも、加藤拓投手の粘りの投球で後続を内野ゴロに打ち取り、試合終了。接戦を制し、初戦を見事に勝利に飾った。

第1回戦: 16日(土)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
R 0 3 0 0 0 0 0 0 2 5
K 0 1 2 2 0 0 1 0 0 6

 

緊張の投手戦 リード守り勝ち点奪取

 義塾先攻で迎えた第2回戦。2回、先頭の山本泰選手が中堅への安打で出塁すると、後続の連続安打と犠打で走者を進め、小笠原選手の内野ゴロの間に1点を先制。5回にも横尾俊建選手(総4)のタイムリーでさらに1点を追加、リードを広げる。しかし7回、それまで沈黙を続けていた立大打線を相手に、この回から登板した加藤拓投手が二者連続で安打を浴び、一死二、三塁の場面で暴投し1点を許してしまう。しかしその後は追加点は許さず、K2-R1で終了。先発の小原大樹投手(環3)をはじめ、三宮投手、加藤拓投手の継投で失点を1点に抑え、2試合連続となる1点差勝利で接戦をものにした。これにより勝ち点1を獲得した義塾野球部は、勝ち点3で法政大学に並び2位に浮上。

第2回戦: 17日(日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
K 0 1 0 0 1 0 0 0 0 2
R 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1

 

優勝を懸け運命の早慶戦へ!

 次回の試合は30(土)-31(日)の対早稲田大学戦(以下、早大)となる。現在の勝ち点は3、法政大学と同率の2位である義塾野球部。もしも早大に2連勝を挙げることが出来れば、早大と同率(法大も2連勝した場合は3校)の1位となり、勝負の行方は優勝決定戦までもつれることになる。運命をかけた伝統の一戦を、是非とも会場に足を運んで応援しよう。