4月に入り、湘南藤沢ITCは新たなオンラインストレージサービスの提供を開始した。これまでもShareFileで構成されたCNSオンラインストレージサービス(β版)は提供されていたが、3月末に提供を終了していた。今回提供を開始したオンラインストレージサービスは新たにownCloudで構成されており、CNSアカウントでログインできる。

以前と比べて便利な点も

ownCloudの画面 ownCloudの画面

新しくなったCNSオンラインストレージサービスには、こちらからアクセスできる。ownCloudはDropboxのようなシンプルなUI(ユーザーインターフェース)が特徴で、以前のShareFileと比べてより簡単に操作できるようになった。また専用のスマートフォンアプリも用意されており、外出中でも文書のチェックやファイルのアップロードが簡単に行える。(ただし、2017年4月7日(金)現在はApp Store内で120円の有料販売となっている)

容量はCNS上にある個人のホーム領域とは別に1人あたり最大100GBが割り当てられており、グループを作成することでCNSユーザー間で簡単にデータを共有できる。外部向けの共有リンクの作成も可能だ。

他のサービスとの使い分け

慶應義塾全体では共通してGoogle DriveBoxを使うことができ、どちらも容量無制限でファイルサイズを気にすることなくアップロードできる。そのため、SFCでは今回提供が開始されたサービスを含めて3つのオンラインストレージサービスが利用可能な状態となっており、使い分けに迷う場合も多いだろう。以下の特徴を確認したうえで、用途に合わせて便利に使いこなそう。

  • Google Drive

Google DriveはGoogle Documentと連携しており、文書やスライドの共有や共同編集などを行うことができる。アカウント登録も必須でないため、サークルや研究会、グループワークなどで役立ちそうだ。

  • Box

Boxでは強力な共有機能を利用できる。Google Driveと同様に、共有する相手がアカウントを持っていなくても共有が可能であるほか、Office関連のファイルやAdobe Photoshop用のPSDファイルの閲覧も可能な強力なビューワーを搭載している。

  • CNSオンラインストレージサービス

CNSオンラインストレージサービスはオンプレミスなストレージサービスであるため、ファイルはSFCのサーバーに保存される。Google DriveやBoxとは違いファイルの所在が明らかであるため、より機密度の高いデータの保存に向いている。またSFCのネットワーク内では、アップロード・ダウンロードともに高速で行うことができる。

Google DriveとBoxの使い分けについては、「全塾で「Box」の提供始まる 他サービスとの使い分けは?」も参考にしよう。

慶應義塾では便利なサービスが多く提供されている。このオンラインストレージもその1つだろう。新入生・在学生問わず便利に使いこなし、今後の大学生活をよりよいものにしてほしい。

関連記事

関連ページ