29日(月)、明治神宮球場にて東京六大学野球秋季リーグ最終週・早慶戦第3試合が行われた。第3試合は早稲田大学(以下、早稲田)がW5-4Kで勝利した。この結果、早稲田が2勝1敗としたため、法政大学の優勝が決まり、義塾は46年ぶりの三連覇を逃した。

陸の王者力尽きる

力投する菊地投手 力投する菊地投手

義塾は第一戦で先発し、完投勝利をあげている高橋佑樹投手(環3)が先発。対する早稲田は第二戦で先発した西垣尚文投手が先発した。義塾は今季リーグトップ6勝をあげている高橋佑で優勝をねらった。

試合が動いたのは4回裏、ノーアウト一塁から4番郡司裕也選手(環3)が西垣投手の初球を完全に捉えて2点本塁打を放ち義塾が先制した。その後同点とされるも5回裏嶋田翔選手(環2)が適時打を放って2点を勝ち越す。

ドラマが起きたのは9回表だった。先頭打者に二塁打を許すとピンチが広がり犠牲フライで同点とされ、続く5番岸本選手にも適時打を打たれついに勝ち越しを許してしまう。終盤までに多くのチャンスを活かしきれなかった義塾にはもはや逆転の力は残っていなかった。9回裏義塾の攻撃は、早稲田今西投手の前に三者凡退に倒れて試合が終了した。

優勝は法政大学 義塾は3位

早慶戦の結果により法政大学が12季ぶりに優勝を果たし、早稲田が2位に。義塾は3位となり、46年ぶりのリーグ三連覇を果たすことができなかった。新たな世代の台頭も垣間見えた今季のリーグ戦。来季の優勝を期待したい。

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