村井純政策・メディア研究科委員長は13日(水)、フランス政府より民間人の卓越した功績を表彰する「レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ」を受章した。叙勲式は同日、在日フランス大使公邸(東京都港区)で行われた。

「日本のインターネットの父」は日仏間学術交流にも貢献

今回の受勲は「インターネット研究等を通じた日仏間の学術交流発展への貢献が高く評価されたことによるもの」だという。村井委員長は日本で初めてのネットワーク間接続「JUNET」を設立するなどインターネットの普及に尽力し、「日本のインターネットの父」とも呼ばれている。2013年には「インターネットの殿堂(パイオニア部門)」入りを果たしたほか、現在も省庁のIT関連委員会の委員などを多数務めており、2008年には日仏情報学連携研究拠点(JFLI)の設立にも大きく関わっている。

最高位勲章「レジオン・ドヌール勲章」

村井委員長が受章した「レジオン・ドヌール勲章」は1802年にナポレオン・ボナパルトによって創設され、現在もフランスの最高位勲章として扱われている。「シュヴァリエ」は日本語で「騎士」を意味し、レジオン・ドヌール勲章の中で5等に位置する。受章者はフランス勲章局の議定官会議によって諮られた上で大統領により決定され、フランス政府から授与される。過去には宇宙飛行士の向井千秋氏や楽天創業者の三木谷浩史氏が受章しているほか、塾内では清家篤元塾長らも受章している。

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