SFC生のソウルフードとして親しまれてきたレストラン、味処まるたか遠藤店(以下、まるたか)が9月で閉店したことがわかった。まるたかは、SFCから徒歩5分の立地ということもあり、卒業生も含めたSFC生や地元の人に愛されてきた。

【2022/09/16 写真を追加】
ロープが引かれたまるたか店舗 ロープが引かれたまるたか店舗

運営元の丸隆水産が9月2日に倒産

まるたかを運営していたのは、ネギトロをはじめとする水産加工品の製造を行う丸隆水産だった。そのため、メニューには「まぐろ唐揚げ定食」、「ねぎとろ丼」などマグロを使った料理が多くラインナップされていた。

JCNETなどによると、近年のマグロの価格高騰により採算が悪化していたという。昨年末に代表が急逝してから資金繰りに窮し2日付で事業を停止した。7日時点で、まるたかの敷地はロープで囲われており立ち入ることができない状態になっているという。

名物のマグロを使った漬丼 名物のマグロを使った漬丼

まるたか以前は「ログイン」というレストラン

まるたかの建物はログハウスのようなデザインが特徴的だが、これは以前同じ場所で営業していたログインという「レストラン・カフェー」の名残だという。キャンパス開設史(リンクはミラーサイト)によると、ログインは店と市、大学が協力して検討し設計されたといい、その姿はまるたかにも引き継がれていた。

SFC周辺の数少ない飲食店のひとつを失い、SNS上でも7日、閉店を惜しむ声が多くあがった。2018年の記事では、元℃-uteのメンバーで卒業生の鈴木愛理さんもよく通っていたと語っている。COVID-19の感染拡大前にはCLIP編集部でも毎週のように訪れていた。まるたかと共に過ごしたSFCでの学生生活を記憶しておきたい。

関連記事

関連ページ