看護医療学部に入学するには大きく3つの方法がある。ペーパーテスト・小論文・面接で合否を決める「一般入試」、自己推薦にあたる「AO入試」、そして慶應義塾の一貫校からエスカレーター式に上がる「塾内進学」の3種類だ。今回はこのうち一般入試に絞ってその概要を見ていく。

そのほか第2学年から編入する方法なども存在するが、ここでは取り上げない。

なお、看護医療学部特集で取り上げる入試情報は2015年までに行われた入試情報にもとづくため、最新の公式入試情報は慶應義塾の学部入学案内ページを参照されたい。

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昨年度の入試問題

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小論文は今年度から1次試験に移動

看護医療学部の一般入試には2月上旬に行われる第1次試験と2月末に行われる第2次試験がある。第1次試験の約1週間後に、第1次試験合格者のみに対して第2次試験が行われる。

第1次試験

第1次試験では外国語(英語)と、数学・化学・生物のいずれか一つの理系科目を選択することが求められる。数学はIA・ⅡBから出題され、化学と生物はどちらも基礎なし科目も含めた高校で学ぶすべての範囲から出題される。配点は英語が300点、理系科目(数学・化学・生物)が200点の500点満点となっており、英語には理系科目の1.5倍の配点がなされている。

数学・化学・生物はいずれも同一試験時間内に実施される。数学は数学I・数学Ⅱ・数学A・数学Bが出題範囲だ。数学Aでは「場合の数と確率」「整数の性質」「図形の性質」、数学Bでは「数列」「ベクトル」が出題の範囲とされる。また、化学・生物はどちらも基礎科目(「化学基礎」「生物基礎」)、基礎なし科目(「化学」「生物」)の全範囲が試験範囲となっている。

小論文は「高校生にふさわしい知識、理解力、分析力、構想力、表現力を問う」とされていて、例年必ずしも看護や医療に関するテーマが出題されるとは限らない。

そのほか慶應義塾の発表によると、これまで第2次試験で行われていた小論文が、2016年度入試より第1次試験に移動する予定だ。ただし小論文は「第1次試験の選考では使用せず、第2次試験の選考に使用する」と発表されているので、合否判定方法に大きな変更はないと考えられる。おそらく採点上の都合による日程移動と思われるが、受験生にとっては小論文対策のタイミングが大幅にずれることになる。

第2次試験

第2次試験では面接が課される。こちらは配点非公表だ。慶應義塾の看護医療学部に限らず一般的に医療系学部では、学科試験だけではなく面接も重視する。看護師という進路に直結する学部だからこそ、入学試験においても職業的な適性が試されるのだ。

試験会場・日程

2016年度の入学試験は三田キャンパスで行われる。例年、第2次試験があるため他学部よりも早めに第1次試験日が設定されることが多い。2016年度の第1次試験は2月11日(木)。ただし看護医療学部に限らず、試験が行われるキャンパスや日程はまれに変更になることもあるので、最新情報は慶應義塾の学部入学案内ページで確認しよう。

看護医療学部入試は長期戦だ。いつ何をするか的確に判断することが合格への鍵を握る。さあ、もうすぐ春がやってくる。

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