29日、東京六大学野球2022春季リーグ戦の最終試合、早慶戦の2試合目が行われた。慶5-3早で義塾が勝利し、今季の早慶戦は2試合とも義塾が制した。

猛暑の中の熱戦!

28-29日は早慶戦が開催され、新型コロナウイルスの影響で今年も大声での応援は禁止されていたものの、明治神宮球場には多くの観客が押し寄せた。
28日に行われた早慶戦1試合目では、早2-7慶で義塾が勝利を飾っていた。詳しくは今年もやってきた早慶戦! 1日目は義塾が快勝を読んでほしい。

盛り上がる応援席 盛り上がる応援席

真夏のような暑さの中迎えた、早慶戦2試合目。試合は互いに点を入れ合う接戦となった。中盤に義塾が大きなリードを作り、守備陣の好プレーもあって最後は逃げ切る形となった。
結果は慶5-3早で、義塾の勝利。前日に引き続き早慶戦2試合とも義塾が制した。

得点表は以下の通り。

得点表

1 2 3 4 5 6 7 8 9
K 0 0 1 0 3 0 0 1 0 5
W 0 0 1 0 0 0 1 1 0 3

義塾のスタートメンバーは以下の通り。
慶應の先発投手は外丸東眞、早稲田の先発投手は清水大成。

スタメン表

打順 選手 学部
1 山本 晃大 総4
2 朝日 晴人 環4
3 廣瀬 隆太 商3
4 萩尾 匡也 環4
5 下山 悠介 商4
6 古川 智也 環4
7 宮尾 将 商4
8 宮崎 恭輔 環3
9 外丸 東眞 環1

3回 互いに1点ずつ入れ同点に

SFC1年生、外丸投手が上々の滑り出しを見せる。
攻撃では満塁のチャンスを作るものの中々得点には繋げられず、両者無得点のまま試合は3回へ。

外丸投手が好投 外丸投手が好投

3回表、義塾は再び満塁のチャンスを作ると、6番古川が四球で出塁し押し出しで先制点を入れる。
しかしその裏、早稲田の投手9番清水(大)にツーベースヒットを打たれ同点に追いつかれてしまう。

慶1-1早のまま試合は中盤へ。

4番萩尾のホームラン! 一気に3点を追加

何としても早稲田より先に追加点を入れたい義塾。

5回表、2番朝日、3番廣瀬が共にヒットで出塁し、ノーアウト一、二塁の大チャンスを作る。満を持して4番萩尾が打席に立ち、見事なスリーランホームランを放った。義塾は一気に3点を獲得し、早稲田に2点差をつける。

4番萩尾のスリーランホームラン! 4番萩尾のスリーランホームラン!

点を取り合う後半戦

その後も義塾はレフト宮尾を始めとする守備陣の好プレーが続き、早稲田に得点を許さない。

しかし、7回裏。義塾は投手を森下祐樹(環3)に交代。早稲田の8番印出にツーベースヒットを許し、続く代打島川にヒットを打たれ1点を返される。

直後の8回表、義塾は反撃を行う。早稲田の投手伊藤から7番宮尾がヒットを奪い、さらに盗塁に成功。8番宮崎が送りバントをし、1アウト三塁に持ち込んだ。すると、投手森下の代打北村がフルカウントから犠牲フライを放ち、1点を追加した。

慶5-2早で試合は最終局面へ。

攻守ともに宮尾が活躍! 攻守ともに宮尾が活躍!

ピンチを迎えるも、渡部淳一投手が抑えこむ!

義塾は投手を渡部淳一(法政4)に交代し、8回裏に臨む。しかし、2アウトの場面で4番蛭間にソロホームランを打たれ1点を入れられてしまう。

慶5-3早と2点差に詰められ、球場は早稲田ムード。
しかし9回裏、早稲田に出塁を許しながらも渡部投手が抑え込み試合終了。慶5-3早で義塾の勝利となった。

秋季リーグ戦では優勝を目指せ!

猛暑の中の熱戦 義塾が見事勝利! 猛暑の中の熱戦 義塾が見事勝利!

早慶戦を2日連続で制した義塾。最優秀防御率賞を橋本達弥(環4)投手が受賞し、ベストナインに廣瀬、萩尾、山本が選ばれた。

しかし、今年の春季リーグ戦の優勝は明治大学。義塾は早慶戦に勝利したことで2位につけたものの、昨年の春秋連覇に続く連続優勝は逃してしまった。今年の秋季リーグ戦では義塾の逆襲に期待がかかる。

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