今年の春学期、我々SFC CLIP編集部は80代になっても挑戦し続ける新1年生「たけちゃん」に独占インタビューを行いました。

今年の春に新1年生としてSFCに入学!

今年87歳で入学したたけちゃん 今年87歳で入学したたけちゃん

—— 聞かせて! たけちゃんの基本情報!

昭和11年生まれ。石川県出身。金沢大学卒業後、日本経済新聞に勤務し、87歳で慶應義塾大学総合政策学部をAO入試で受験。2024年春から新1年生としてSFC生となった、たけちゃんにインタビューを行いました。

たけちゃんの経歴は?

—— 日本経済新聞時代のお話をお聞かせください。

国立金沢大学を卒業後、60代半ばまで日本経済新聞で記者として働きました。子会社の映画会社の社長さんとかにもインタビューしましたよ。ジャーナリストの仕事は、まあ、面白い。今も面白い仕事だと思いますよ。

ベテラン記者から大学生に

—— 今年の春に新1年生として慶應SFCに入学されました。このキャンパスで成し遂げたいことを教えてください。

「恩返しを社会全般にしてあげたい」。これが私の夢です。教育を公平に受けられるような社会をつくるために、施設を設立したいと考えています。

自分のノートを見返すたけちゃん 自分のノートを見返すたけちゃん

—— 素敵な夢ですね。今学期を振り返ってSFCでの大学生活はいかがでしたか。

今の大学は昔と比べて本当に面白いですよ。私は金沢大学で法律を中心に学んだのですが、昔は国家公務員を目指す人ばかりで面白くなくって……でもSFCには自由がある。今学期は英語や体育、国家と防衛など幅広い授業を履修できました。体育ではソフトコースというものがあってね、自然豊かなSFCの周りを散歩したり、森の中で座って面白い話をしたりと、年寄りや体の不自由な方向けのコースなんですよね。これがあるから今も元気に歩けるんですよね。慶應さんはいいの作ってくれたな~って思いましたね。

—— 数ある大学の中でSFCを選ばれた理由をお聞かせください。

慶應の一番の良さが、ここSFCに出ていると思うんですよ。SFCは一言で言うと「とにかく、あなたがやりたいことは何でもやってみよう」って学部ですよね。大いに質問して新しい発見と企画を作っていける学部は魅力的で志願したきっかけになりました。

入学後の思い出を振り返るたけちゃん 入学後の思い出を振り返るたけちゃん

—— 寮生だという噂をお聞きしました。

慶應の学生さんが多く入っている寮を娘が見つけてくれてね、今はそこから通っています。寮の食事の時に慶應の服を着た人がいて、「おぉ〜! あなたも慶應?」「私も今1年生でお世話になってますよ」という流れで仲良くなって、今ではすっかり名前も覚えてもらったし、寮の食堂のおばちゃんたちには好き嫌いまで覚えられちゃいましたよ。

寮の水道というのは飲めると私は思うんだけど、娘はだめだっていうんですよね。それでようやく最近、SFCで水が汲める場所を見つけたんだけど、そんなこと誰も教えてくれないから自分で近くを歩いて初めて気づいたんですよ。自助努力と自給自足を体感しましたね。

未来を先導していく学生へ

過去の経験をもとに語るたけちゃん 過去の経験をもとに語るたけちゃん

—— たけちゃんから一言お願いします。

人生は一度きりだから、やりたいことをやりなさい。「do what you want to」ですよ。自分の得意なことを早く見つけて、目標を設定すべきだと思います。そうすると周りから助けてもらえたり、新しい発見が舞い込んできますよ。一人では困難な問題でも、周りと協力すれば必ず乗り越えられると思います。

あとは留学をするのも非常に大きな経験になりますよ。「世界に撃って出ろ」って僕は申し上げたいですね。日本とは違う社会の雰囲気や文化を感じることで、必ず得るところはあるんですよね。知らない国に行って知らない経験をする。これを年寄りの1つの遺言として申し上げたいですね。