顔文字は我々の携帯電話やEメールでのコミュニケーションにおいて、もはや欠かせなくなっている。この顔文字を初めて使用した日本人が冨田勝・環境情報学部教授であることがこのほど明らかになった。カーネギーメロン大学で働いていたMike Jones氏が、同大のバックアップテープを入手して検索していたところ、顔文字が最初に使われたのは、米国カーネギーメロン大学コンピュータ科学部の電子掲示板であることがわかった。


 この掲示板において、AI研究者のFahlman博士が電子掲示板や電子メールのメッセージが、著者の意図よりきつく解釈されたり、ジョークが伝わらなかったりする問題を議論しているなかで、「スマイル顔マーク :-) 」を提案した
 この掲示板のバックアップテープから、冨田教授は世界ではじめて「びっくり顔マーク (:-O)」を使ったことが確認された。下記のメッセージは同大の談話室から冨田氏の顔写真がはがされてなくなっていたことをユーモアとともに電子掲示板に投稿したものである。

22-Sep-82 21:26 Masaru Tomita at CMU-10A (:-O) missing picture
The picture of me on the picture board in the CS lounge is missing.
One of the members of Tommy’s fan club must have taken it.
Please note that I have a wife.