22日、ORF最後を飾るメインセッション「SFCの創造的破壊 – 未来創造塾はどこまでやれるのか?」が開催され、SFC各学部長らが顔を揃えて未来創造塾構想について語った。


 昨年度のORFでは、義塾創立150年とSFC創立20周年を記念して提唱する「未来創造塾」の構想が明かされ、SFCをレジデンシャルキャンパスにするといった考え方が明かされた。今年度のセッションでは、阿川尚之総合政策学部長、徳田英幸環境情報学部長、山下香枝子看護医療学部長、金子郁容政策・メディア研究科委員長、村井純常任理事、上山信一総合政策学部教授、國領二郎SFC研究所長が顔を揃え、その構想についてさらに詳しく語った。

セッション

この「ハウス構想」は、学生寮をキャンパス裏に建設し、1年生全員は必ず数週間そこに滞在し、その他留学生や中高生も宿泊可能になるというもの。レジデンシャルエデュケーションによって全人的教育を行うことなどを目的に行われる。
 ただ、この寮を自由な空気にするのか、厳しい規律を設けるのか、などは現在模索中。金銭的な問題からも、すぐに全ての建物が建てられるかといったこともわからないようだ。
 ただ、そういったハード面はともかく、来春からソフト面では何らかの取り組みを始めていくという。詳しくは明かされなかったが、アドグル、メンターに代わる概念として「ハウス」が登場するようだ。
 また後半では村井理事が壇上から下り、聴衆と対話してのフィードバックを得る場面も。パネリスト達のみならず、セッションを聞いていた学生や卒業生からも様々な意見が交わされた。