学生団体Youth for 3.11は、東日本大震災の被災地の写真を展示する「みちのくphoto caravan」をθ館にて開催した。Youth for 3.11は被災地復興支援を目指す学生団体で、同様の団体の中では最大規模だ。

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投稿された被災地の60点以上の写真の展示が行われた。写真だけでなく、体験談や思いを綴った文章も一緒に添えられており、撮影者の心情を慮ることができた。今後、Youth for 3.11は「みちのくphoto caravan」をSFCだけでなく東京大学や早稲田大学など、関東の大学を中心に各地で開催する。いずれは、関西にも活動を広げて行く予定だ。
 今回、「みちのくphoto caravan」開催を担当した高須舞さん(総1)は、「私たちは震災の風化とボランティアの減少を防ぐためにこの写真展を企画しました。震災に対する意識があっても行動に結びつけるのは難しいです。被災地の写真を見て、そのきっかけになればと思います。実際に写真展に来て、被災地に行きたいと言って下さったり、Youth for 3.11に加わってくれた人もいました。被災地出身の来場者から、写真で故郷を思い出せるだけでも嬉しい、という言葉をもらった時には感慨深いものがありました。」と語った。
 SFCでの開催は終わってしまったが、「みちのくphoto caravan」はこれからも続く。震災の記憶を風化させないためにも、これから開催される「みちのくphoto caravan」に足を運んでみてはどうだろうか。

(無題)θ館の様子