義塾野球部は19日(土)・20日(日)、立教大学(以下、立教)戦に臨むも2連敗を喫し、勝ち点を落とした。


 19日に行われた1回戦は義塾・竹内大助(環4)、立教・小室正人の両エースが先発。義塾期待の1年生・横尾俊建(総1)はクリーンナップの一角である3番に入った。
 しかし、この日は立教・小室の調子がよく、義塾打線は打ちあぐねてしまう。対する竹内大は初回の立ち上がりを狙われる。立教の4番平原庸多、5番加藤祥平に連続タイムリーを浴び、2点を失う。
 この日の小室は2点どころか1点あれば十分であった。義塾打線を完全に押さえこみ、3安打完封。立教打線も13安打を打ち、義塾に完勝した。
 もう後がない義塾は20日の2回戦に怪我明けではあるが、プロ注目の右腕、福谷浩司(理4)を先発に立てる。立教は2年生の川端大翔を先発のマウンドに送り出した。
 この日も先手を取ったのは立教。3回2死から主将、松本幸一郎のタイムリーで1点を先制し試合を優位に進める。これに対し義塾は4回に反撃。8番に入ったピッチャー福谷が自らのバットで2点タイムリースリーベースを放ち、逆転した。
 2-1、逃げ切りを図りたい義塾であったが、続く5回に立教・松本幸からこの日2本目のタイムリーを浴び、同点。逆転直後に追いつかれ、流れをつかむことができない。
 もう1点も与えられない義塾は7回から、前日先発したエース竹内大をマウンドへ上げる。しかし安打にエラーが絡み、1死1、3塁のピンチを招く。ここで打席には立教の4番平原。竹内大が平原を内野ゴロに打ち取るもゲッツーが取れず、3塁ランナーが生還し、2-3。この1点が義塾には重かった。
 6回からはルーキー小林昌樹が登板して義塾の反撃をかわし、立教の逃げ切り勝利となった。立教の2連勝により、このカードの勝ち点は立教に入ることになった。
 義塾が4カードを終え、残るは華の慶早戦のみである。リーグ優勝こそなくなってしまったが、慶早戦勝利はリーグ優勝に勝るとも劣らない価値がある。優勝を決めた早稲田大学に土をつけるべく、神宮に駆けつけて声援を送ろう。