6月30日(土)Ω館で、「戦後日本外交論(旧政治システム、草野厚教授担当)」の最終プレゼンテーションが行われた。14の班が、1ヶ月半にわたるグループワーク(グルワ)の成果を発表した。


 発表後は、粗信人氏(外務省情報通信課長)ら5人の審査員による講評が行われ、内容面で「イデオロギーに頼りすぎている」「安全保障の世界では米国の重要性が極めて大きく、米国からの見方をもっと重要視すべきだ」との指摘が相次いだ。一方で、審査員の中で唯一のSFC出身者である神保謙氏(日本国際問題研究所研究員)は、「この授業で学んだ方法論は、政治学を専攻しなくても、経済や経営、コンピュータ科学などそれぞれの専門の道で応用できるはずだ。SFCらしい、貴重な経験を積んだことを誇りにしてほしい」と、履修者の労をねぎらった。