第2回 ~スタンフォードプログラム
前回に引き続き、スタンフォードプログラムの特集です。
今回は、実際に参加した学生の具体的な感想や、プログラ ム中のちょっとしたエピソードの紹介☆説明会や先生のお話か らだけでは分からないような、具体的で公平な意見や率直な感 想など、貴重な情報が満載です。
次回はプログラム中に行われた様々なアクティビティーにつ いての詳細な情報をお届けします。
【ALC1参加者の感想】
<恋愛から人間関係まで>
海外研修の特徴といえば、一ヶ月の間、同じメンバーと朝から夜まで一緒にいることです。24時間ずっと一緒にいると、人間関係も複雑に絡みあってきたり。国際派の恋愛から、日ごろはあり得ないような恋愛まで様々だったりします。
もちろん、恋愛だけではなく、幅広い、歳の差を越えた友達関係が広がり、今までに自分の周りにいた人からは得られなかったような新鮮な考え方などを知ることもできます。
一番すごいことはアメリカと台湾に友達がたくさんできることではないでしょうか。この友達関係は日本に帰ってからも、手紙、チャット、メールなどでつながっています。チャットのやりすぎで、日本に帰っても時差ぼけ状態に陥ってる人も多々見られました。。。
英語という語学を学ぶだけではなく、人と人とのつながりも感じられる研修ではないでしょうか。
<ステキな場所>
スタンフォードでステキな場所といえば、カフェと教会。カフェはスターバックスのコーヒーを扱っているスターバックスではないカフェとか、ブックストアの中にある、くつろぎスペースのカフェがあります。夜になるとジャズの生演奏を聞く事ができるカフェもあって、大学内にいても十分に楽しめます。
教会はスタンフォードの中でもっともきれいで、神秘的な場所です。夜、星空の下、教会に近づくといつもとはちょっと違った気持ちになれて、少しドキドキしたり。後は、行ってみてください!!!
<授業>
授業は先生一人に対して、生徒10人くらいで行われます。もちろん、授業は午前中のみで、クラスには台湾と日本の生徒が半々。少しアカデミックな内容も要求されますが、日本では絶対にできないようなすばらしい環境での英語の授業です。大変な宿題も友達と楽しくやれば、大変ではないはず!!
<アクティビティ>
スタンフォードのすばらしいところは、近くにシリコンバレーがあり、IT関係の勉強している人にはまたとない、Hearingのチャンスがあることです。シリコンバレーに最近、新築されたYahoo!を訪問することも可能だったりします。また、サンフランシスコにも近いので、様々なイベントに行くことも!
個人的な旅行では参加しにくいイベント、訪れにくい場所に行くことができるのは、スタンフォードの学生であるからではないでしょうか。将来、外資系で働きたい人や海外で仕事をしてみたいと考えている人には絶好のチャンスのはずです!
<参加費>
ちょっと高いといえば、高いのかもしれませんが、それだけの価値は絶対にあるはず!!
<ALC1のHP情報>
http://home.catv.ne.jp/kk/seigo/
http://members.jcom.home.ne.jp/toshi-423/stanford/
http://www.sfc.keio.ac.jp/~t98691tn/
http://www.lisachen.org/alc.html
http://www.sfc.keio.ac.jp/~t98691tn/stanford/human/top.htm
http://www.boreas.dti.ne.jp/~uichirou/stanford-top.htm
【ALC2参加者の感想】
(1) 感想
研修を振り返って、何が自分にとって一番大きかったかというと、やはり日本や台湾の学生、そしてアメリカのホストや先生など全てを含めて様々な素晴らしい人達と出逢い語り合い、1ヶ月のうちにものすごく仲良くなれたことです。行く前は、英語の能力を高めたり、アメリカにある先端の企業を訪問することに主眼を置いていて、もちろん毎日の英語の授業や特に台湾の学生やホストとの日常会話によって英語に対する抵抗をなくすことができたりしたので、それは十分に叶えられたと思っています。でも、当初予想もしなかったほど沢山の素晴らしく魅力的な人達に出逢い、1ヶ月の共同生活を通して、一生の友達ができたことが私にとっては一番大きな収穫でした。
アクティビティーで勉強になったのは、私はアメリカのマスコミに特に興味があったので、スタンフォード大学の地元にある新聞社を訪問できたことです。編集会議に参加することができ、勉強になりました。また、最終プロジェクトではホストに助けてもらいながらアメリカのメディアと直接コンタクトをとることができたのが嬉しかったです。感動的だったのは、Glide Memorial Churchという教会で本場のゴスペルを聴くことができたことです。また、週末にホストグループでサンフランシスコをくまなく自転車で駆け巡ったり、ミュージカルに行ったり、クラブに連れて行ってもらったりと、個人旅行では滅多に経験できないことを沢山することができました。
英語の授業の方では、私が当初持っていたアメリカの文化や現代の諸問題、アメリカ人の価値観などが揺らぎ、変化するほど大きな影響を受けました。これらはやはり現場に行かなければ分からないことですし、個人旅行だけでも理解できない部分だと思います。スタンフォードの学生であるホスト達と、人生設計や将来のこと、価値観についてなどを深く話し合えたことでも、沢山のことを学びました。アメリカ人やその社会に対して、良い面も、そして否定的な面も、認識の幅を広げ理解を深められたと思っています。
ディレクターもホストも先生も、素晴らしい授業や魅力的なアクティビティーを入念に用意してくれていたので、殆どパーフェクトなのですが、改善を要する点として挙げられるのは、アクティビティーにはボランティア等が多かったので、もっと企業訪問をしたかったということです。そこで突っ込んだ議論ができれば尚良かったなぁと思います。また気候や服装に関しても、もう少し事前に注意が必要だったと思いました。
(2) 小話
みんなとは1ヶ月24時間一緒に生活するので、大学生活とは違った、濃密な時間を過ごすことができました。特に、日本と台湾の学生間の国際恋愛(!?)などもあり、帰国して2ヶ月近くたった現在でも進行中のようで、メンバーみんなは暖かく見守っております♪
感激したのはスタンフォード大学そのもので、日本の大学では信じられないくらい広く、沢山の美しい建物や数え切れないくらいの図書館など豊富な設備、カフェ、巨大なブックストアー、プールやテニスコート等の施設など、1つの町のようでした。施設は全て利用可能なので、時間を見つけてはプールで泳いだりテニスをしたり、また豊富な本のあるブックストアーに立ち寄ったり、カフェでお喋りしたりしていました。あまりに広いので、最初のうちはよく迷ったりもしましたが。。。
プログラム終了後もみんなとはしょっ中会って遊んでいて、様々なアクティビティーが計画され、とても楽しんでいます。また長い休暇を利用して日本に遊びに来るホストや台湾の学生、台湾に出向く日本の学生もいて、交流も活発です。
(3) その他付け加えたいこと、HP情報など
とにかく、スタンフォードのプログラムには絶対に参加することをお勧めします!大学の設備利用費などがかさむようで、参加費用は確かに高いですが、私にとってはお金には絶対に代えられない、大学生活のうちで最も大切な思い出の1つになりました。これは何も宣伝などではなく、プログラムを実際経験して、良い点も悪い点も公平に評価し、自分にとっての意義を考えた上で、自信を持って言えることです。
また、海外の留学プログラムをいくつか経験していたALCの何人かの友人(日本人も台湾人も含めて)が言っていたことですが、彼らが経験した同種のプログラムの中で最も楽しく意義深いものだということからも、それが裏付けられると思います。