前回に引き続き、今回もVIAによる東南アジア海外研修についての特集です。
 実際に今年度、参加したメンバーによる感想や改善点、お薦めポイントなどこれから参加する人にも、今後参加したい!!と思っている人にも役立つ情報が満載!!東南アジアには個人的に旅行したいな、と考えている人もぜひ読んでみて、このプログラムの良さを知ってみてください。


【参加した学生より①】
〔感想〕
 東南アジアプログラムを通して得ることができたのは、やはり、世界には色々な人がいるということを改めて実感できたことと、現地の人の温かさに触れることで、人間の懐の広さがいかに大切かということに気づいたことです。日本にいるのでは決してここまで実感できなかったのではないかと思います。また、このプログラムでは、個人旅行では決して聞くことができないようなレクチャーを聞くことができたり、未知の文化を体験できたりします。プログラム参加者も SFC生には限られますが、意識の高い人が多く、非常に充実したプログラムです。
〔レクチャー〕
 レクチャーは午前と午後に別れて、一日に2回程行われます。レクチャーを行ってくれる人は、このプログラムの主催者であるMr.Dwightの知り合いや友人などであり、ユニセフで働いている人、アントレプレナー等による実体験のお話が聞けます。タイでは、JVC機関の大使局の方がスラム街について説明してくれた後、実際にスラム街に行ってみたりもします!!ちなみに、MR.Dwight自身もNPOなどの活動に参加している方で、親切で熱いおじいちゃんです!!彼と話し、仲良くなるだけでもすばらしい経験になります!!
〔食べ物〕
 食べ物はやっぱりアジア料理が中心!!もちろん、ホテルでの食事なども多いのですが、安くておいしいものが食べられます!もし、個人での活動時間があれば、ぜひ街のフードコート・屋台に行って、ご当地の食べ物に挑戦してください!!お薦めの食べ物はやはりフルーツです。Queen of fruitのマンゴスチンがお薦め!勇気をもってKing of fruitのドリアンにもぜひぜひトライしてください。ただし、バスの中などでは食べないように・・・
〔体調〕
 よくアジアに行くとお腹をこわす・・・といわれますが、決して不衛生なわけではありません。このプログラムに関して言うならば、スケジュールがキツメなので、体調を崩してしまう人もいますが、後は、辛いものを食べ過ぎないなど、気をつけていれば大丈夫!!
〔ホームステイ@タカ村〕
 バンコクから2時間くらいの場所にあるタカ村は私たちがホームステイをする場所です。車などはなく、家から家の移動は全て歩きかボート!!水路を利用して移動することも珍しくなく、水上マーケットなどもあります!タカ村でのホームステイは、最高の経験です!時間がゆっくりと流れており、一緒に遊ぶ子供たちはかわいい!!特に、若干3歳にしてみんなのアイドルが!!とっても可愛い女の子でタイダンスがとてもステキです!
【参加した学生より②】
〔感想〕
 研修で一番心に残ったのは、やはりタイのタカ村という小さな農村でのホームステイです。ここでは、少人数のグループに分かれて村の家族にお世話になり、現地の人々と全く同じ生活を送りました。タカ村は、ヤシプランテーションを行っている村なので、水路が発達していて、交通手段は全て手漕ぎボート。私たちもボートに乗って水上マーケットでのお買い物を見たり、あとはお風呂の水を汲みに行って沸かして外にあるお風呂に入ったり、と現地の生活に入り込むことができました。また、スラム街へも行き、彼らの日常生活を知ることができました。
 今回のプログラムで得たものは、自分が日本人であり、そしてまたアジア人であるという意識です。現地の方々に日本の文化や流行を聞かれたりして、それを説明することや、異なった文化に触れることから、私自身が日本人であるということを再確認できました。
 1日のスケジュールは、午前中にNGOや現地の方々、起業家などのお話を聞き、午後には現地学生との交流や観光などをしました。熱帯雨林へ行ったり、消費者保護活動をしているNGO団体と会ったり、あるいは軍事独裁政権下にあるミャンマーから亡命して来た人のお話も聞けたり、と個人旅行では決して体験できないような貴重な経験を沢山することができました。
 改善を要する点としては、プログラムの前半のタイでは現地の生活に入り込むことができたのですが、後半のシンガポールとマレーシアではそこまで深く入れなかったので、もっともっと現地の人達と接したかったということですね。
 今回、このプログラムに参加した目的は、東南アジアそのものに興味があったのと、開発や援助の現場を見たかったということが挙げられますが、プログラムを通じて納得のいく体験ができたと思っています。