2001年度秋学期に開講された姜雄教授によるコンピューター史の期末レポートにおいて不正行為が発覚した。SFC教授会は2月27日(水)学部学則第188条を適用し、不正行為が認められた17名の学生に対し当該学期の全科目の単位取得を認めないとする処分を下した。この処分により17名の学生は秋学期の履修登録全科目をD(不可)とされ、ほとんどの学生は卒業や進級することができなかった。


 今回の処分はWEB上で公開されている他人の論文を引用しないでそのままコ ピーした行為に対して下った。処分された学生のうち一人はCLIP編集部の取材対して「厳しい処分結果となった。しかし、信賞必罰をもって義塾の気品を保ついう学部長の決定には同感せざるを得ない。全学生に配られた「学部長から のメッセージ」には『運が悪いという認識は違う』と書いてあったが、正直不運としかいいようがない。」とコメントした。
 また事務室の対応に対しては批判的に「事務室学事担当者の対応は非常に官僚的だった。とくに処分結果のレポート課題は、内容の吟味をせず、提出すること自体が、目的になっていて、再考の余地がある。例えば、結果を出す前に課題を課すなどだ。」とコメントし、処分に対しての不満を漏らした。