13日(木)、バイク専用の駐輪場が体育館のそばにオープンした。従来の駐輪場がSFCから徒歩10分という非常に遠い場所にあり、利便性の改善を求める声に応えたもの。


 この新駐輪場を利用するためには、HPでの事前登録が必要。
 従来の駐輪場は、キャンパスから徒歩10分という遠い場所にあったために、「利用しづらい」、特に女性からは「治安面に不安がある」との声が挙がっていたことに加え、1日の違法駐輪の数は100台以上にのぼり、大学当局と地域住民の悩みの種となっていた。
 違法駐車解決のために、SFCの学生・教職員、地域住民によって「バイク違法駐車解決プロジェクト」が立ち上げられ、地元住民による土地の無償提供によって解決の道へ至った。
 バイクの登録をした学生は、専用のシールを車両に貼ることが義務付けらる。1日2回、「違法駐車解決プロジェクト」に参加する学生有志によって違法駐車のチェックが行われ、事務へ週に1度報告書を出される。
 「違法駐車解決プロジェクト」は、去年の春から代表である河村忠徳さん(総3)が、大学側に駐車場改善を呼びかけることで発足したもの。河村さん自身がバイク利用者であり、利用者の少ない駐車場とキャンパス近辺の路上に停めてある車両の存在を知ったことから、キャンパスに近い駐車場を作ることで違法駐車を減少させようと考えたそうだ。
 河村さんは、「問題を発見したら出来る限り行動を起こそうという事が大切で。SFCが自分に何かをしてくれると考えるのではなく、SFCに対して、自分は何が出来るのだろうと考え行動することが重要です。」と語った。