「自分の生活と、地域、社会とのつながりを楽しみながら考えられるメディア」
BeGoodCafe湘南代表 高橋理志(総・3)

BeGoodCafeをはじめたきっかけ

お金で買える楽しさと、お金でかえない楽しさがあるなんてみんな知ってることですよね。気持ちが入った~とか、魂込めて作った~。こういうのって、世の中いっぱいあるかもしれないけど、それを知って味わうときと、それを知らずに味わうとき絶対違うと思うんです。
 最近、静岡にいってきて流木で1時間半かけて、自分の箸を作りました。見てるだけで幸せになってくるような、世界で1本の箸ができました。本当に面白いところってプロセスなんじゃないかなと思ます。人の面白さだって、何をやったかより、それに至るまでのプロセスが面白いと思うし、歌舞伎、書道、花道の奥深さとか見ただけでは、あーきれいだねで終わってしまいます。プロセスの楽しさを伝えることが、人生をより楽しむために必要なのだとおもって、それを伝えるために情報をデザインする人になりたいと思ってます。
 プロセスの楽しさを一番簡単に伝えられることは、手足を動かして、自分でやってみることだと思う。静岡に行った同じ日に、物心つくようになって初めて釣りをしてきたんですけど、魚のうろこが手にくっ付いたり、から揚げにするために、魚の頭を包丁で切る、腸を抜くなんて作業もして、それ以来、魚との距離が急に近くなりました。二番目は、それをやってきた人に教えてもらうこと。自分の身近な人のやっていることって興味をわかせやすいじゃないですか。

BeGoodCafe 湘南とは?

地域(湘南)という身近な生活の範囲での、モノや、活動のこだわり、制作過程、を分かりやすく見せ、参加者が
・地域文化・生活文化の魅力を発見する
・地域にオモシロイ人、ワクワクする人を見つける
・体験することを通して、視野を広げる
ことができるような、メディア(ワークショップ・イベント・空間・作品・アート)を湘南の資源(人、モノ)を活かして制作し、物語を感じることのできるエンターテイメントを創造します。
 イベント当日だけを楽しむのではなく、当日に至る過程への参加も楽しめ、街の中に興味を持てるもの、ワクワクできるものを増やしていくことができるような、プロジェクトです。

概要

場所 :茅ヶ崎サザンビーチ
ワークショップ :8月9日~28日(毎週土曜日&最後の週は毎日)
イベント日時 :2003年8/30、31
見込み客 :240人(70%茅ヶ崎の人)

ビーチで、ドームを建てて行う!

そして、ビーチににもこだわります。ビーチって知らない人にでも声をかけられる不思議な空間だからなんです。歩いていると、実際、釣りをしているおじいさんやら、犬の散歩の人、猫にえさをやってる人いろんな人に話しかけられました。道路であっても声をかけてもらえないと思うんで、人と人がフラットで、オープンマインドにシテクレルそんな力があるからビーチはなんとも素敵です。そんなわけで、都内で、消費的に遊ぶだけでなく、湘南でお金では買えないようなプロセスの楽しさを味わえるようなところを作ってしまいたくなったのかきっかけです。

茅ヶ崎の協力者と協働

サザンライブを経験した人たちと中心にいろいろ協力してもらっています。海の家を変えて行きたい工務店の組合長、料理がうまくて、歌も歌える接骨院の先生をなど中心に早朝に足を運んだり、時には酒を飲み交わしながら、世の中で自分のやりたいことをするために、企画は5回以上書き換えました。相手が喜ぶ形にまずは整えること、やりたいことは、企画を通してからどうにかすること。「礼儀と、誠意を見せること。心づかい。」は、口で言うほど簡単じゃないです。日本は、ダブルスタンダードだといわれますが、まさにそのとおりで企画書を通すための(現場の環境条件の考慮した)形、実施したい形の違いを描かないと現実は動かないんだななんて構造も分かったりいろいろ面白いです。(大変ですけど) 

BeGoodCafeとは?

「素敵ないいことを始めよう」というテーマのもと、月に一度オープンするトーク・イベントです。若者達が環境問題や社会問題、平和 教育 農業 自然食を考える空間を演出します。非営利のコミュニティ・カフェで、循環型社会志向のオーガニック・カフェです。スタートは1999年で、現在、大坂、京都、安曇野(長野県)、静岡、福岡でも開催。今年は、新たに湘南、名古屋、宮崎、長崎でもスタートします。環境破壊や地球温暖化、地域紛争など、地球を取り巻く環境は重大な局面を迎えています。また、教育や福祉、食や農業といった日本社会に於ける問題も数多く抱えています。地球や社会に良い活動を続ける団体の情報、また環境保護や教育・社会問題を理解する上で必要な基本知識を分かりやすく市民や若者達に伝えることを目的とし、「新しいメディア」としての活動を展開します。
 「伝えたいことを伝えるためには、カッコよく演出して楽しめるような形に変えていかないと伝わらない。」と思っていたところ、ここの代表とイベントで意気投合しまして、共にプロジェクトを湘南で立ち上げることにしました。社会的なことをやりつつ、楽しめるようなソーシャル・エンターテイメントとという切り口のメディアを作ります。

最後に

自分が学校で学んでることとか、特技とかを茅ヶ崎の素材を使って何か実践してみたい人(ワークショップ)を作ってみたい人。
 ドームを建築した後に、その中でミュージアムをするのですが、その中に展示するアート、作品を作ってみたい人もしいたら([email protected])に連絡ください。