SFCの授業の模様が、週刊新潮の7月24日号に掲載された。


 掲載されたのは、駒村圭吾・総合政策学部非常勤講師の担当する「国家と法A」で10日(木)に実施した模擬裁判の様子。模擬裁判は、「堺市通り魔殺人事件報道訴訟」を模したもので、会場となったΩ21には多くの学生が集まり、真剣に模擬裁判の様子に見入っていた。
 当日は、本物の裁判において被告側の席に座ったジャーナリストで作家の高山文彦氏も来場し、被告側の役として壇上に座った。
 模擬裁判は実際の判決とは異なる原告側の勝訴に終わり、駒村先生は最後に「人権とは扱いが一筋では行かない」ものだとコメントした。
【堺市通り魔殺人事件報道訴訟の内容】
 1998年1月に大阪府堺市で起きた殺人事件の報道をめぐる裁判。シンナー中毒の19歳の少年による通り魔殺人で、周辺取材をした高山氏はあえて実名報道を選び、少年側から名誉毀損で告訴される。
 結果は、2002年2月に大阪高裁で被告側の逆転勝訴。結審。