7月17日(木)、文部科学省は21世紀COEプログラムの審査結果を公表した。今回は「医学系」「数学、物理学、地球科学」「機械、土木、建築、その他工学 」「社会科学」「学際・複合・新領域」の5分野から、計133件が選ばれた。今年度、慶應義塾大学は4分野から選ばれ、新たに7拠点が採択された。


 今年度新たに採用された拠点の中には、SFC、政策・メディア研究科の『日本・アジアにおける総合政策学先導拠点 -ヒューマンセキュリティの基盤的研 究を通して』(拠点リーダー:大江守之総合政策学部教授兼政策・メディア研 究科委員)と題した研究プロジェクトも含まれている。
 同研究プロジェクトが採択された理由としては、日本学術振興会WEBサイト にて、『本プログラムは、当該研究科が従来より推進してきた総合政策アプローチを「学」として確立し、このことを日本を含むアジアが抱えている課題解決の方途を探るなかで目指そうとするものであり、大いに期待できる。事業推 進担当者の研究実績を集積し、世界水準の研究教育拠点が形成されることを期待する。』と述べられている。
 21世紀COEプログラムとは、文部科学省が国際的に高水準の大学作りを目指 して、特定の予算を文部科学省が選定した研究に重点的に配分するもの。平成 14年度より開始され、採択された拠点の経費に対して補助が行われている。昨年度採択された拠点には同じく政策・メディア研究科の『次世代メディア・知的情報基盤』も含まれている。