本年度1年間に渡り、SFC CLIP の編集長を務めた真貝源太(総4)が無事卒業できることとなり、今回の配信をもって引退することが決定した。彼はSFC CLIPの創刊号から通算して3年間在籍したことになる。編集部では編集長の最後の仕事を記念してインタビュー形式で、彼のコメントを掲載する。

真貝源太

編集長を1年務めていかがでしたか?

思い返してみて言えることは、何ひとつ自分1人でやったことはありません、ということです。チームワークというものの重要性を教えられた1年であったと。本当に未熟な編集長であったと痛感してます。SFC CLIP全体のテクニカルスキルや、コンセプチュアルなスキルは仲間があって成り立っていたものでしたからね。
 記事の良し悪しや、SFC CLIP自体の評価は読者のするところであって、私のするところではないので、ここでは自画自賛はできません。ただし、購読者も増え続けていますし、なにより今までワークしてきたのはメンバーが、おっそろしく面倒な作業もこなしてきたからです。

2代目として、一番苦労した点はなんでしたか?

1代目がカリスマであったため、まず、皆の意識を改変するところから始めなければいけなかったのが辛かったですね。今でも、まれに「千原編集長(1代目編集長の名前)」と呼ばれるのですよ(笑)。あと、卒業との両立ですね。紆余曲折があり、非常に異常に今年度の卒業が厳しいものであったため、試験前日に泣きながら配信をしたりしていました。

この1年、CLIPで一番印象に残った記事は何でしたか?

小説家の卒業生をインタビューした記事ですね。詳しく言うと、
[卒業生特集] 第2回前編 原田和広さん(97年総卒、小説家)
です。
 山形のご自宅まで伺ってのインタビュー記事で、中心になって進めたのは、私ではなく他のメンバーです。このとき、僕はアシスタントの同行者でした。取材自体、お時間を割いていただいた原田さんの話が、含蓄のある非常に興味深いもので、やりがいのあるものでした。足を使った甲斐があったな、と。
 実は、その後、私用で山形にうかがった際に、宿泊から朝食まで原田さんにお世話になり、縁とはこういうものかと実感いたしました。このことが私の印象をより強いものにしています。

今後、SFC CLIPに期待することはありますか?

読み手がもっと情報を流すようなメディアになると面白いですね。そのための、こちらの努力も必要になるわけですが。やはりキャンパス内を対象としたメディアですから。

最後に、この記事を見てくれている読者に一言どうぞ

非常に内輪な記事なので、そのことを許してください。次いで、最後まで読んでいただいて方に感謝。そして全ての購読者、WEB閲覧者に感謝。ありがとうございます。