「非常に成功したと思う」 -新しいAO入試で熊坂賢次環境情報学部長
既報の通り、13日(月)の発表をもって2005年4月AO入試が終了した。今年はB方式・SFC AOスカラシップが新たに導入され、注目が集まった。B方式は、高校での優秀な成績を収めた学生が、SFCでの将来的な活動をアピールする入試だ。
2005年4月1期の合格者数は、1期51名(うちB方式15名)、2期26名、環境情報学部では、1期48名(うちB方式14名)、2期22名。このように、B方式での合格者数は、1期のほぼ1/3を占めた。
今回の入試を終えて、熊坂賢次環境情報学部長がSFC CLIPの取材に応じた。熊坂教授は、「今年からAOのB方式として、高校での成績が4.5以上の受験生を対象に、簡単な書類と集団面接を重視した方式で、新しいタイプの学生を採用することにした。成績優秀者でしかもリーダーシップがとれる学生を求めた」と、今回の入試導入の経緯を説明した上で、「この試みは、非常に成功したと思う。とくに集団面接において、相手の主張を理解しながら、自分の意見をきちんと表現する能力をもつ学生が、予想以上に多かった。このことは、新しい方式の価値を高めるものである。また、このB方式に連動したのか、通常のA方式に関しても、スポーツ、芸術、その他多くの領域で十分な才能をもった学生を多く選考することができた」と評価した。
スカラシップ制度の導入については、「奨学金をどの学生に授与すればいいのか、非常に悩み、この制度のさらなる充実が必要であると実感した」とコメントした。B方式・SFC AOスカラシップと、今後これらの制度がどう活用され、発展していくのか注目が集まる。
“「非常に成功したと思う」 -新しいAO入試で熊坂賢次環境情報学部長” への1件のコメント
結局はAO入試を創めたこの学部でも成績優秀者が選ばれるっていう原点に戻ってしまったんですね。大変残念です。