7月9日(土)、θ館にて戦後日本外交論(担当:草野厚総合政策学部教授)のプレゼン大会が開催された。プレゼンは履修者約250人を1班17人ほどにわけた14班で行われ、各班とも15分という限られた時間の中でグループワーク(グルワ)の成果を披露した。


 戦後日本外交論はサンデープロジェクトでもお馴染みの草野教授が教鞭をとり、新入生が多く履修するSFCの名物授業である。この授業で初めて残留を経験する新入生も少なくない。

プレゼンはどの班も大きなトラブルを起こすことなくスムーズに行われた。班長が一人で歌い出す班、シャラポアの物まねをする班、モーツァルトのレクイエムを映像に使う班など個性的なプレゼンが多く見られた。
 今回のプレゼン大会には審査員として民主党国民運動委員会の池田洋一郎氏、外務省経済協力局審議官の児玉和夫氏、読売新聞社取締役メディア戦略局長の弘中喜通氏、KPMGビジネスアシュアランス株式会社パブリックセクター事業部ディレクター渡辺徹氏が外部から招かれ、閉会式の講評では「これからは法律も視野にいれてはどうか」、「単に新しいものを作るのではなく、既存のものではなぜだめなのかを考えることも重要」といった意見が出た。

また、7月14日(木)には全履修者参加の打ち上げが行われた。大教室で行われる授業で打ち上げがあるのはSFCでも珍しいことである。戦日は履修者がプレゼン後もテスト対策の残留をするなど友達を作る場としても有名である。この日の打ち上げでも夏休みの旅行を計画している班がみられた。

(*)戦日:戦後日本外交論の略。この言葉にかけてプレゼン大会後のことを戦後、戦日でできた友達のことを戦友と呼ぶ履修者もいる。
 SFC CLIPの取材に対し、草野教授は、「今年は例年よりも劇形式が減り、正統派のプレゼンが増えた」と語った。そして、今回のプレゼン大会は成功でしたか? という質問に対し「大成功です!!」と答えた。