2日(月)、2007年4月入学AO入試1期の合格発表が行われた。合格者の総計は139名。新たに「書類審査免除制度」が始まったがその受験者、合格者の数は公開されていない。2期の出願受付は23日(月)から始まる。


 方式別の内訳(括弧内は前年度比)は、A方式が総合政策学部58名(+23)、環境情報学部52名(+21)。B方式は総合政策学部17名(-4)、環境情報学部12名(+5)となっている。
 「書類審査免除制度」は三田文学新人賞や日本数学オリンピックなど、義塾が定めた9つのコンテストで優秀な成績を修めた受験生に1次選考(書類審査)が免除される制度である。この制度を設けた狙いについて、冨田勝環境情報学部長はSFC CLIPの取材に対し「高校時代に自由研究やコンテストに一生懸命打ち込んできた学生は、SFCの教育理念に合致する、というメッセージです」と答えた。
 なお、一部週刊誌は早稲田実業高校の斉藤佑樹投手が、2期のAO入試を受験するのではという報道をしている。冨田学部長はこの報道を認知しているとしながらも、「特定の個人についてのコメントはいたしません。一般論ですが、慶應義塾にはスポーツ推薦枠のようなものはなく、どんなにスポーツで活躍した人でもそれだけでAO入試に合格することはありません。一方、学業優秀で研究プロジェクト遂行能力の高い文武両道のスポーツマンはSFCとしても大歓迎です」と答えた。