10月28日(土)-11月5日(日)の間、カフェウィーク藤沢2006が開催されました。このイベントは藤沢の独立系のバー・カフェ等の商店が期間中に様々なイベントを行うもので、今年で3回目の開催となります。この機会にSFC CLIP編集長の桂山と多数の店舗を取材してきました。その中でも今回は藤沢駅南口のカフェ・パンセをお届けします。


◇取材範囲を広げて、連載再開!
 久しぶりの連載となります。バー連載の平野雄大です。すっかりご無沙汰していましたが、やや範囲を広げて連載を再開します。だから今回はバーじゃなくてカフェ。
 カフェ・パンセは藤沢駅南口にある老舗のカフェです。オーナーの金井さんはカフェウィークの開催にも当初から関わっている方で、期間中は「ご馳走」をテーマにコンサートなどの様々なイベントを開催。取材では「お客さんも一緒になってイベントの企画が行われている」など、今年で3回目になるカフェウィーク藤沢の盛り上がりを愛情をもって語って頂きました。こちらのお店に伺えば、藤沢の飲食店についていろいろ教えてもらえるかもしれません。

お店にはカフェウィークのTシャツが飾ってありました
 お店は藤沢駅南口から江ノ電の線路沿いに2分ほど歩いたところにあります。無機質な雑居ビルの2階にあって、木材をふんだんに使った温かな雰囲気の店内が来る人を和ませます。この木材の内装、実はすべて家具職人の手作りなんだとか。オールドビーンズという熟成させた豆を、ネルドリップで抽出したコーヒーのおいしさもさることながら、手作りケーキや軽食メニューのおいしさにも定評があります。そしてこのフードメニューもすべてオリジナル。

チリ・サンドウィッチ(コールスロー付)630円
◇何もかもが手作りの、心地よい空間なんです
 カフェを使う皆さんは、自分の行動範囲によく通うチェーンのカフェをひとつはお持ちかもしれません。私の周囲にも、ス○バで時間をつぶすのが好きな人がたくさんいます。そういったところでは、あなたはきっと規格品の内装に腰を据え、マシンで作られたコーヒーを飲んでいるはずです。
 しかしカフェパンセに一歩足を踏み入た瞬間、それとは何もかもが違うと気付かされます。内装は手作り、コーヒーはネルドリップ、ケーキはホームメード、フードメニューもすべてオリジナルと、お店のすべてに人の手がかかった温もりが感じられます。それらが醸し出す雰囲気が独特で、時間の流れ方が何か変わったような感じを受けます。非常にリラックスできます。
◇「パンセ」なので瞑想というのも・・・
 お店の名前になっている「パンセ」とは、フランス語で「思考」の意。「人間は考える葦である」の言葉で有名なフランスの哲学者パスカルによる同名の書は、日本語で『瞑想録』と呼ばれることもあります。いつものカフェをうるさく感じたとき、なにか物足りなさを感じたときは、パンセでゆったりと瞑想に耽ってみてはいかがでしょうか。
「カフェ・パンセ」
TEL:0466-23-5009
住所:藤沢市鵠沼橘1-1-6
営業時間 平日:10時-22時
金・土:10時-23時 日・祝:10時-21時
月曜定休