2日(月)、4日(水)-6日(金)、SFCで「新入生歓迎の集い(以降、新歓)」が実施された。今回より新たな運営体制となった「新入生歓迎の集い実行委員会 事務局(以降、新歓実)」のもと、新企画も行われた。


 昨年12月6日(水)、湘南自治会主催で「来年度、新歓を行いたい団体は来て下さい会議」が開かれた。新たな運営体制が築けない場合は2007年度の新歓が行えないという事実が明らかになったが、その後9団体が新歓実に立候補し、最終的に7団体によって運営されることが決定した。
 新歓2日目となった4日(水)、初の試みとして「ブース式説明会」が開催された。今まで一つの教室を一つの団体が使う説明会だけが行われてきたが、「新入生には教室は入りづらい」という問題点があり、それを解決するための企画である。10:00から始まった説明会は、ガイダンスが終わる正午を過ぎた頃から新入生が集まりだした。

ブース式説明会

参加団体の学生が「隣りのブースを目的に来た新入生が、自分の団体の説明も聞いてくれた」と話す通り、ブース式説明会には今までの教室説明会にはなかった出会いが生まれていた。一方で、2階で説明を行っていた団体の学生は「2階は1階に比べ新入生の数が少ない」と話す。新歓実の坪井彩香さん(環3)は「ブース式説明会はすごく良かった。出来ることならもっと大きいところでやりたかったが、今後も続けていくほうがいい」と語った。
 5日(木)にはオメガ館を使ったプレゼンテーションが行われた。14団体が参加する新たな企画であったが、新入生の参加が振るわず、予定を繰り上げての終了となった。これはプレゼンテーションの時間とキャンパスライフガイダンス(CLG)の時間が重なったことが大きい。新歓実の坪井さんは、「CLGの発足が遅かったため、連携が取れなかった」と話す。
 新体制となった2007年度春学期の新歓は無事に終了したが、新歓実の切貫太介さん(環3)は「新歓実としては出来る限り場所を確保したが、ガイダンスの影響で教室説明会の場所が少なかった」と語った。新入生の一人はSFC CLIP編集部の取材に対し、「どこにいてもチラシを配られたり、勧誘を受け驚きましたが、大学生になったんだと実感できて嬉しかったです」と答えてくれた。