■湘南台のあの人!
 今回は、NPO湘南藤沢シニアネットのメンバーで、以前は暮らしまちづくり会議にも参加していた沖本亘司さんにインタビューをしました。沖本さんは、イルミネーション湘南台など地域で活動する学生の面倒を見てくださる方であり、"プロジェクト"をテーマにお話してくださりました。

■シニアネット
 沖本さんが仲間と立ち上げたシニアネットは、仕事勤めを終えた方が、持っている知識や技術を活かしてプロジェクトを実施するNPOです。例えば、湘南台駅地下の柱に貼ってある星座ポスターもプロジェクトのひとつです。80人ほどいるメンバーから、4人ほどのワーキンググループをつくり、パソコン教室、高齢者支援、経理やISO、デザインなどいろいろな分野でプロジェクトを実施しているそうです。看護の健康コミュニティなど、慶應SFCとのコラボレーションも行なってきました。

■ガントチャート
 NPOでは、新規参加者もその活動がわかるように、昨年度の活動内容をまとめた資料や仕事の流れ=ガントチャートをつくっているそうです。長く学生組織を見てきたけど、どんなに優秀なリーダーも、引継ぎの資料づくりができていなかったと不思議がっていました。企画変更があっていいから、まずは大まかな"やること"と"いつまでに"のリスト、それからだんだん細かいガントチャートをつくりながらプロジェクトを実施すれば、申請書遅れなどのミスも減り、新入生も全体概要をつかみながら活動できて便利だとのことです。確かに、学生のボランティアサークルで年間行事内容、ガントチャート資料を新入生に渡せた団体は少ないかもしれません。自分の団体の紹介に困ったサークルは、ぜひガントチャートづくりに挑戦してみてください。エクセルでいいそうです。
□地域協力者会議 / プレゼン結果
 前回お知らせした、地域協力者会議の支援を受けるためのお化けサークルのプレゼンが6月19日に行なわれました。結果、支援決議の投票さえ行なわれなかったようです。プレゼンテーターの小林くんに伺ったところ、理念や概要をプレゼンしたが、そうではなく、団体に何をして欲しいのか、またそのメリットに関する説明が必要だったとのことです。
 スーパーにいき、どの食材が欲しいか言わず、今晩作るスープがどんなに美味しく、健康にいいかだけを語ったのかもしれません。さきほどのガントチャートと合せ、学生は、自由にやってもらうことを好み、制度や決まりを与えることを嫌いますが、他人の動きやすさを重視するべきかもしれません。とりわけ相手が大人の場合は。(梶原 利允)