こんにちは。SFCご近所コンシェルジュの鳥越寛子です。寒い日が続きますが、体には気をつけてくださいね。今週のSFCご近所おさんぽ物語では、なぜ私がこのおさんぽ物語をはじめたかの原点の部分を紹介します。私のその原点について、みなさんに知っていただいて、ぜひみなさんにSFC周辺をおさんぽしてもらいたいです。


◆おじいちゃん達との出会い
私がSFCの外に出たのは、今から2年ほど前の、大学2年の春のことでした。七夕祭で、和太鼓を披露したいという思いから、太鼓を貸してくれるところを探していました。そんなある日、「SFCの裏にある神社に太鼓があるらしい」という情報を入手し、私はその神社に直行。太鼓を貸していただけないかと、神社の宮司さんと交渉していると、心良くOKを出してくれ、さらには太鼓保存会の方々が、太鼓を教えてくれるという話になったのです。交渉一週間後、待ち合わせをしていた時間に神社に向かうと、そこには4人のおじいちゃん達が待っていました。この出会いが、今に至る全ての始まりとなります。
この神社については、

をご参照していただけるとさいわいです。
◆地域の方々の温かさ
それから、七夕祭に向けて、毎週1度稽古をしてもらうことになりました。毎回おじいちゃん達が4-5人、地域のお母さん方、そして子供たちがいて、とても賑わっていた稽古場。稽古ももちろん楽しかったのですが、稽古が終わってから机を囲んで、みんなでお酒を飲みながら、たわいもない話をすることが、私にはとても楽しいひと時でもあり、不思議な感覚に包まれる一瞬でもありました。普段話すことのない層やコミュニティの人たちと会話することで、普段遭遇しない新たな価値観に触れた気がしたのです。七夕祭当日、会場はたくさんの人達で埋め尽くされていて、その中で、おじいちゃん達以外の地域の方2人と、私たち学生5人が演奏をし、最後には会場から拍手喝采が起きました。そのような拍手をもらった、私たち学生とおじいちゃん達は、やり遂げた感や、嬉しさ、そして何よりも言葉にできない"つながり"を共有していました。
◆たくさんのこだわりと情熱に溢れているSFC周辺
太鼓をやりたいと言えば、心良く引き受けてくれて、毎週練習に付き合ってくれた地域の方々。私はそんな温かい地域の方々を、私だけでなく、SFCのみなさんにも紹介したい!という思いから、今この「SFCご近所おさんぽ物語」を書きはじめました。私自身、SFC周辺をお散歩しながらわかったことなのですが、SFC周辺は豊かなリソースで溢れています。こだわりでおいしい野菜、お豆腐、コロッケ、卵、豚…。もちろんそのモノだけでなく、それに携わっている"人"も、みな熱い情熱を持ってやっていらっしゃって、話をすれば面白い話が聞けるはずです。ぜひ、みなさんも一度おさんぽしてみてはいかがでしょうか。
SFCご近所コンシェルジュ番長:鳥越寛子(総3)

SFCご近所おさんぽレシピ 第13回
-とり団子と白菜のスープ-

こんにちは、おそろい連載のご近所おさんぽレシピです。
ご近所おさんぽレシピでは、「あなたの腕でなく、おいしい素材で、料理はおいしくなる」の信念のもと、自然ゆたかなSFC周辺で買う食材でつくる、お料理レシピを紹介しています。
◆とり団子と白菜のスープ
ご近所コンシェルジュのとりちゃん(鳥越寛子さん)の名前にちなんで、今回は鶏のレシピを紹介します。
鶏のひき肉を、水分たっぷりのお豆腐と片栗粉でまとめることで、ふわふわ・つるんとした口当たりのお団子ができました。
白菜がたっぷり入るので、煮始めは、溢れやしないか、スープが少なすぎやしないか、ひやひやしますが、煮てしまうと白菜はすっかり小さくなってスープが増えるので、ぜんぜん心配いりません。
派手なわけじゃないんだけど、そばにあるとぽかぽかしてホッとする。初めてなはずでも、どこか懐かしくて、また会いたいなと、思う。そんなとりちゃん。こんどこのスープいっしょに食べようね。
-材料-(つくりやすい量)
◆とり団子の材料
鶏ひき肉 150g
きぬごし豆腐 150g(1/2丁弱)
塩 小さじ1/4
酒 大さじ1
片栗粉 大さじ2
ごま油 ひとたらし
しょうがのすりおろし 少々
◆スープの材料
白菜 1/4個
水 3カップ
塩 小さじ1
鶏がらスープのもと 小さじ1
しょうゆ 大さじ1
酒 大さじ1
-つくりかた-
(1)とり団子の材料をぜんぶ合わせてよく練る。
(2)白菜は1.5cm程度の幅に切る。
(3)水を沸かして塩と鶏がらスープのもとを加え、(1)をスプーンで丸くまとめながらポトンと落としていく。
(4)すべてお団子を加えて一煮立ちしたら、(2)の白菜としょうゆと酒を加え、もう一度煮立ったら火を弱め、3-4分煮てできあがり。
SFCご近所コンシェルジュ台所番長:坂崎あゆみ(環3)