SFCの夏を彩る七夕祭が今年もやってくる! 今回は湘南学祭実行委員会代表の新村彪雅さん(総3)に七夕祭の見どころについて伺った。また、副代表、横山景星さん(環2)の取材から見えてきた新村さんの人柄にも迫る。

「地域の夏祭り」で「学園祭」でもあるハイブリットが魅力!

—— 七夕祭に向けた現在(6月18日)の進捗を教えてください!

本番に向けた準備として、1週間後(6月24、25日)のリハーサルに向けた最終調整を行っています。マニュアル確認や七夕祭に向けた各所の連携強化、最終チェックを進めるなど、無事に本番を迎えられるよう準備を進めています。

湘南学祭実行委員会代表の新村彪雅さん 湘南学祭実行委員会代表の新村彪雅さん

—— ほかの学園祭にはない七夕祭の魅力について教えてください!

七夕祭は、花火や浴衣など、地域の方の協力もあって成り立っており、「地域の夏祭り」でありながら「学園祭」でもあるというハイブリットな存在です。
この点が七夕祭ならではの魅力ではないでしょうか。
  

代表が語る イチオシは「浴衣企画」

—— 新村さんの考える推し企画を教えてください!

例年、代表は「花火」と答えていると思いますが、花火はもちろんのこと、私が1番推したいのは「浴衣企画」です。

無料の着付けや小物の販売もあり、浴衣を持っていくだけで着付けてもらえます。写真や思い出にも残りやすい「浴衣」を着れば、七夕祭らしさはより一層増すと思います。

企画について語る新村さん 企画について語る新村さん

今年の浴衣企画は事前予約が必要ですが、時間に空きができた場合には当日受付もありますので、当日のSNS投稿をご覧いただければと思います。

—— 盆踊り企画について詳しく教えてください。

ステージの近くに建てられる「やぐら」を前に2日で合計3回盆踊りを開催します。特に1日目の盆踊り後には花火の打ち揚げもあるので、ぜひ浴衣を着てみんなで参加してほしいです。

盆踊り企画の告知 盆踊り企画の告知

当日は、委員の動きの真似をしてもらえれば誰でも踊れます。「踊れないかも」と自信がない方にも、ぜひ飛び入りで参加して盆踊りを味わってほしいです!

七夕祭の見どころ 「テーマパークに来た感じ」

—— 「七夕祭のここを見てほしい!」というポイントを教えてください。

普段のキャンパスとは異なる非日常の空間を見に来てほしいです。

何気なく通っていたキャンパスが、夏祭りの色に染まり多くの人の笑顔で溢れている。七夕祭には普段のキャンパスとは違う特別感、「テーマパークに来た感じ」があると思います。

浴衣の華やかさや、参加団体の出展の賑やかさなど、ぜひ、普段のキャンパスライフでは気づけていなかったところに気づけていただけたら良いなと思っています。

—— 装飾の注目ポイントを教えてください。

ステージのバックパネルですね。

このパネルは、長い時間をかけて、委員で試行錯誤しながら作成しています。参加団体の背面ながら本祭の雰囲気を作る存在として、七夕祭の「創造」のクオリティに大きな影響を与えると思います。

委員みんなの思いが込められたステージのバックパネルにも注目してもらえたら嬉しいです。

作業の様子(提供写真) 作業の様子(提供写真)

代表の人柄に迫る!

—— 代表になってよかったことを教えてください。

今までは知らなかった、見えないところでの活動や交流があることに気づけたことです。自分が幹部だった昨年は担当企画しか見ることができませんでしたが、代表になった今年は委員全体に目を向けることができました。

学生生活として他にも優先することがある中で、精神的、体力的にも大変な思いをしながら、七夕祭を選んで、頑張ってくれている。委員それぞれの日常がある中で時間を割いて活動してくれていることがよく見えて、尊敬の念とありがたみを感じました。

湘南学祭実行委員会には全員が自分に無いものを持っている、誰一人としてスキルが被ってない多彩なメンバーがいて、活発に交流しながらお互いのスキルを交換しあって成長しているのが、代表として後輩を見ているなかで感じられましたね。

自分の成長も実感できているので、こうした点が代表になって良かったなと思ったことですね。

—— 新村さんが七夕祭が終わったらやりたいことを教えてください。

思い出を共有する場が欲しいなと思っています。

反省会という言い方も間違いではないのですが、七夕祭が終わった後に委員のみんなに「どこが思い出に残りましたか」と聞きたいです。おそらく人それぞれ、思い出はバラバラだと思うので、その思い出を委員で共有する場を設けたいです。

そこでは、七夕祭が完成するまでの過程を改めて振り返りたいです。特に4月から参加してくれた委員には準備期間に何をしてきたか、把握しきれていない人が多いと思います。来年度の七夕祭をイメージすることにもつながりますし、そうした意味でも思い出を共有できるような場が欲しいですね。

—— 宣言しておきますか?(笑)。

そうですね(笑)。
やります! 私がやります!!!

—— 実行委員から、「ボケ担当」と愛されていると聞きましたが、面白くあるために意識していることはありますか?

素の自分を出しているだけですが、自分の中で代表は頼れる、頼りたくなる話しかけやすい存在でいたいなという思いがありました。

自分から積極的に声をかけたり、内面を曝け出してみたり。「代表は怖い人ではなくて、ユニークで面白い人なんだ!」と思ってもらえた方が、より一層、委員のみんなが活動に興味を持つきっかけになるのではと思っています。

みんなが私の発言や行動で笑顔になってくれたら嬉しいですし、素の人間性を出すことで、いち友人でありながら仲間である、親しみやすい代表になれたらいいなと思っています。

笑顔で語る新村さん 笑顔で語る新村さん

副代表が語る新村さんの人柄

湘南学祭実行委員会副代表の横山景星さん 湘南学祭実行委員会副代表の横山景星さん

さらに、代表の新村さんの人柄について、副代表を務め、新村さんと親しい横山景星さん(環2)にもお話を伺った。

—— 新村さんの人柄について、代表としての面と友人としての面をそれぞれ教えてください!

実はクラスが一緒ながら、元々そこまで仲良くはなかったんです(笑)。

名前だけ知っている感じで、実行委員に入って仲良くなりました。友人としてはおちゃらけているタイプで、場を作り出すことが得意ですね。

昨年、お互い別の企画リーダーを務めた中で、自分にはできなかった「1年生を巻き込んで自分のコミュニティを作る」こと、場を作ることが上手いと思います。

役員として一緒になってからは、人並みではない責任感の強さを尊敬しています。本来、学生だから学業が1番ですし、学校の生活が重要なはずだけれど、身を削ってまで両立させようとする。例えば、睡眠時間を削ってマニュアルを見たり、みんなの相談に乗ったり。組織のトップとして素晴らしい役割をしていると思います。

—— 新村さんと距離の近い横山さんだからこそ、普段、面と向かって新村さんに言えないことはありますか?

これは彼だけでなくて、湘南学祭実行委員の役員みんなに当てはまることですが、七夕祭のために、湘南学祭実行委員のみんなのために、身を粉にして動けるところがすごく尊敬できるなと思います。

—— 新村さんと3年間過ごしてきて、印象的だったエピソードを教えてください!

普段のおちゃらけも彼の人柄ですが、役員になってから感じたのは活動しているときの真剣な顔がすごく印象的だということです(笑)。

どんなに自分に辛いことがあっても、委員に絶対に迷惑をかけない。周りに負担をかけないようにするという代表としての責任が見えてきたことが、最初に役員になって一緒に活動したときに印象的でした。代表ってこんなに真面目にできるんだっていうか(笑)。そのギャップが印象的でしたね。

なお、横山景星さんは七夕祭当日にやぐらの上で和太鼓を叩く予定だ。

和太鼓を叩く横山さん 和太鼓を叩く横山さん

佳境を迎える委員に向けて「無駄な活動は1つもない」

—— 湘南学祭実行委員に向けたメッセージをお願いします。 

今、自分たちが湘南学祭実行委員会で作っている「七夕祭」は影響範囲が大きく、それこそ何万人に届く可能性がありますし、何万人の人生を変えるきっかけになりうると思います。

だから、自分たちの活動に自信を持ってほしいし、全ての活動が影響力のある大事な活動だということを覚えておいてほしいです。何一つ無駄な活動はないので、その達成感を忘れないでほしいし、自信にしてほしい。

七夕祭を経験しても、「また委員をやりたい」と思ってくれたら嬉しいし、来場者と同じくらい楽しんでほしいです。運営や支えることの楽しさを感じながら、当日も活動してくれたら嬉しいなと思いますね。

委員に向けてメッセージを送る新村さん 委員に向けてメッセージを送る新村さん

「一瞬一瞬の非日常を、楽しんで」来場者へ

—— 最後に、来場される方へのメッセージをお願いします!

まずは「七夕祭に興味を持ってくれてありがとうございます!」と伝えたいですし、当日は「七夕祭」の魅力が伝われば良いなと思います。

一瞬一瞬の非日常を、楽しんでほしいです。さまざまな企画だけでなく、目の前で上がる花火は他の花火大会と同じくらい迫力があります。ぜひ、そんな思い出に残る花火まで、できれば2日間、楽しんでいってください。

来年は、皆さんの周囲のいろいろな人を連れてきていただくことで、七夕祭の輪が波及していってくれたらと思います。

笑顔で取材を終える新村さん 笑顔で取材を終える新村さん

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