少しずつ活気が戻りつつあるキャンパス 少しずつ活気が戻りつつあるキャンパス

義塾がCOVID-19に特化した感染対策を終了するなど、新型コロナウイルス感染症による影響が和らぎ、「コロナ前」のキャンパスライフが戻ってきた2023年。「対面」活動が大きく増え、にぎやかさを取り戻したキャンパスを中心に、1年間をSFC CLIPの記事で振り返る。

キャンパス内初の学生寮「Hヴィレッジ」が完成

SFC敷地内に初めて寮が建てられたのも、今年2月のことだ。Hヴィレッジ生第1号として過ごすSFC生たちの笑顔が春から満開だった。

開寮式の様子 開寮式の様子

寮生の集合写真 寮生の集合写真

活気づくΗヴィレッジ

Ηヴィレッジが完成してすぐに寮生が活動している様子も見ることができた。

寮生発案の球技大会の様子 寮生発案の球技大会の様子

にぎわうΗヴィレッジの食堂(ソルトダイニング) にぎわうΗヴィレッジの食堂(ソルトダイニング)

多くのイベントが「コロナ前」同様に対面で

4月、10月と行われた新歓

4月段階では、まだマスク姿の学生も多かったものの、対面を中心とした新歓が今年も行われた。

SFC CLIPの対面新歓の様子 SFC CLIPの対面新歓の様子

新歓でにぎわうキャンパス 新歓でにぎわうキャンパス

七夕祭

昨年と異なり、入場制限がなくなった七夕祭。1日目はあいにくの雨から始まったが、午後になると雨は止み、雨天スケジュールから晴天スケジュールへと変更。予定通り花火も打ち上がった。

七夕祭の大階段装飾 七夕祭の大階段装飾

七夕祭で打ち上がった花火 七夕祭で打ち上がった花火

SFC万学博覧会

11月には例年行われていたORFなどのイベントをまとめた「SFC万学博覧会」がSFCにて初めて開催された。2日間で4,000名を超える来場者が訪れた。

メディアセンター前の神奈川中央交通の展示 メディアセンター前の神奈川中央交通の展示

多くの人でにぎわう展示 多くの人でにぎわう展示

義塾の野球部が「陸の王者」として大躍進

一貫教育校である塾高が夏に甲子園大会で優勝を果たすと、六大学野球で勝利した大学野球部も明治神宮大会を制し、兄弟で全国優勝を果たした。

塾高の甲子園優勝に湧いたθ館 (一部画像処理) 塾高の甲子園優勝に湧いたθ館 (一部画像処理)

早慶戦の試合終了直後、喜ぶ森下宮崎バッテリー 早慶戦の試合終了直後、喜ぶ森下宮崎バッテリー

肩を組む応援席 肩を組む応援席

六大学野球の優勝パレードと祝賀会

12月には、4年ぶりとなる優勝パレードが開催された。パレードの沿道には多くの人が見物に訪れ、祝賀会も大いに盛り上がった。

優勝パレードの様子 優勝パレードの様子

祝賀会では肩を組んで喜びを分かち合った 祝賀会では肩を組んで喜びを分かち合った

体育会野球部員インタビュー

例年、早慶戦のスターティングメンバー(スタメン)の半数以上を占めているSFC生にもインタビューを行い、春の早慶戦の感想や秋の六大学野球に向けた意気込みを聞いた。

キャンパスや体育会野球部の練習場にて取材 キャンパスや体育会野球部の練習場にて取材

SFCの食環境が豊かに

コロナ禍に一番の打撃を受けたと言っても過言ではないのが「食」。

SFCでは、みたらし団子に限らず授業中に女の子がうまい棒をかじったり、大学イモをバリバリ食べる光景がかつて見られたなど、賛否両論あるものの授業内の食事が一部で黙認されるという独自の文化が形成されてきた。しかし、コロナ禍で授業中に教室内で食事ができなくなり、この文化が途絶えていた。

これに加え、黙食が徹底されるなどSFCの「食」はコロナ禍で停滞していたが、2023年になり新しくΗヴィレッジの食堂(ソルトダイニング)や「endores」がオープンし、SFCの食環境はコロナ前と比べても豊かになり、コロナで打撃を受けた「食」に光が差した1年だった。

生協横にコミュニティスペース「endores」オープン

SFC生で育てていくカフェ、こと「endores」のオープンや、サステナブルを意識した容器など研究会を中心に、キャンパス内での活動が目立った。
オープン直後のendoresの様子 オープン直後のendoresの様子

SFC CLIP編集部も対面取材で

今年、SFC CLIP編集部では多くの対面取材を行った。精力的にインタビュー取材を行い、個人に焦点を当てた特集記事を数多く配信した。

今年取材の中で撮れたみなさんの笑顔 今年取材の中で撮れたみなさんの笑顔

SFC CLIP神代編集長からのメッセージ

取材中の神代編集長 取材中の神代編集長

この1年はコロナ禍が落ち着きを見せ、キャンパスでの活動が活発になってきた1年でした。

私たちの掲げている目的の一つである「キャンパスの生の姿を伝え、記録する」という目的は、今年精力的に行ったオンキャンパスでの取材を通して久々に果たされたように感じます。

Ηヴィレッジの開寮、万学博覧会の初開催、野球部の活躍、食環境の変化など、今年はSFCにとって大きな1年であり、非常にやりがいを感じ、楽しく取材を続けることができました。また、SFC CLIPにとっても今年は大きな1年であり、Instagramlinktree「マシュマロ」の開設やCOVID-19のカテゴリの削除、早慶戦のカテゴリの追加などを行いました。そして、今年は個人取材も多く行い、対面活動の良さを感じることができました。

来年は、私たちが掲げる目的の一つである「学際キャンパスにおける、新たなコラボレーションの場の創出」という目標を達成するためにも団体取材などにも力を入れていきたいと考えております。

記事を読んでくださっている皆さま、そして取材にご協力いただいた皆さま、今年もありがとうございました。
来年もSFC CLIPをよろしくお願いいたします。

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