湘南自治会が七夕祭の企画として、7月1日(土)11:00-11:30に「SBC検定」を開催した。第1回は朝早い時間にも関わらず、10名程度が参加し、井藤康佑さん(環4)が優勝した。「予習もしていった」とSBC検定に真っ先に向かった井藤さんにSBCの好きなところなどを語ってもらった。

(*)SBC: 「Student Built Campus」の略称。2015年に発足した未来創造塾のEAST地区の滞在型教育研究施設及びその施設の使い方をジブンたちで作り続けるプロジェクト。2020年に全施設が竣工した際は「β(ベータ)ヴィレッジ」と名前を変えたものの、現在は建物自体を「SBC」と称しているため、本文においても場所としての「SBC」として定義し使用。

「優勝できて嬉しい」研究会や講義で使用していたSBC

—— 優勝、おめでとうございます!

ありがとうございます。優勝できて素直に嬉しかったですし景品であるSBCのパビリオンに名前が刻まれることが、今から楽しみです。「SBCの滞在棟1-4のうち、宿泊できない建物はどれ?」「現在SBCの中にあるパビリオンは従来どこの場所にあった?」などのクイズがkahoot!というアプリを使って15問くらい用意されていました。10人くらいの参加者と戦うこの検定自体が純粋に楽しかったです。

加藤文俊教授がアドバイスして作成されていたというクイズに加藤文俊さん自身も参加し、3位入賞されていたことも印象的でした。

—— 元々SBCに興味があって参加されたのですか?

実は、前々日くらいに湘南自治会のTwitter(現 X)の投稿を見つけて、「行くしかない!」と思いました。現在私がゼミ長をしている所属する長谷部葉子研究会の新規生合宿や卒業プロジェクトの合宿などでSBCを利用するほか、2021年秋学期に履修し翌年の2022年秋学期にSAをした「ミネルバの森」という授業でも使っていました。

正直、優勝できるという自信がありましたし、前日にはSBCのホームページを見て予習までしていきました(笑)。長谷部葉子研究会のSAミーティングが七夕祭前日の金曜にあったので、研究会の仲間たちに「参加してくる!」と宣言して参加してきました。

優勝するしかない!と向かった井藤さん

—— 当日はすぐにSBC検定に向かわれたのですか?

通りがかりに研究会に顔を出しながら、すぐに向かいました(笑)。研究会がメインコミュニティのため、七夕祭当日はプロジェクトでの販売や研究会の後輩や同期のステージを楽しみましたね。あいにくの大雨でしたが家から甚平を持って行き、雨が落ち着いた頃に着替えて楽しみました。

高校生の時に生徒会で文化祭を運営していたのですが、新型コロナウイルスの影響で大学では初の完全対面の学祭だったので、屋台が並んでいる様子は懐かしさを感じました。また、七夕祭実行委員(現湘南学祭実行委員会)としても関わっていたので、今回の七夕祭が参加者として参加した初めての学祭なんです。知り合いの客引きにちゃんと捕まったことも含めて本当に楽しかったです(笑)。

SFCの中で1番好きなSBCの「縁側」

—— SBCはキャンパスでもお気に入りの場所ですか?

そうですね。「SFCの中で一番好きな場所は?」と聞かれたら「SBC!」と即答すると思いますし、SBCの棟の中だったら和室やキッチンのある「滞在棟2」です。SBCの中で一番好きな場所は滞在棟2の「縁側」ですかね。

研究会の友達と縁側に横に並んで話したりとか、SAを務めていた「ミネルバの森」ではドームを利用していたので少し歩いた縁側でパソコンを使ったり。キャンパスで横になって、うつ伏せでパソコンを使える場所は他にない良さで、好きなところですね。

お気に入りの「縁側」にて

—— 今後、SBCをどう使い倒していきたいですか?

今までと変わらず、長谷部葉子研究会の活動で使っていきたいです。また、新型コロナウイルス感染症の扱いが変化してきて、従来のSFCの最大の特徴であったという「24時間眠らないキャンパス」が復活しつつあると思っています。「残留」は身体的負担が大きそうですが、せっかく「24時間眠らない」SFC、SBCが帰ってきたので、今後の研究活動や学業に活かしていければ嬉しいです。

ただ、「使う側」でありつつ「管理する側」でもあるとも感じています。Student Built Campusという名前の通り「建てておしまい」ではなく、使っている今と未来まで紡いでいきたいし、使いやすく管理もしていきたいと思います。

SBCについて熱く語る井藤さん