新学期が始まり、期待に胸を躍らせた新入生が今年もたくさんSFCへやってきた。コロナ禍明けを感じさせるマスクを外した新歓が行われてはや1ヶ月。SFC CLIP編集部では、新入生向けの取材体験ワークショップを実施した。

【5/22更新 写真を一部削除させていただきました】

インタビューのお題は「Youは何しにSFC/SFC CLIPへ?」

今年は、取材体験を行うインタビューワークショップを実施。インタビューのお題は「Youは何しにSFC/SFC CLIPへ?」だ。

取材前の5分間で質問を考えたり、準備したりする 取材前の5分間で質問を考えたり、準備したりする

新入生たちは2人1組、もしくは3人1組になって、お互いがインタビューし合い、時にはカメラでの撮影も経験しながら、最終的には200字程度の記事としてまとめた。お互い黙りこんでしまわないか見守っていたものの、意外にも積極的に、そして楽しげにインタビューし合っている姿が印象的だった。

CLIPPERの卵による「ほやほや」インタビュー

語り手: 井山莉緒(環1) 聞き手: 山下桃愛奈(総1)

生物、デザイン、法律など幅広い分野に興味を持っている井山莉緒さん(環1)。面白かった授業を聞くと、「生態学フィールド調査法はSFCの地形について説明してもらえて面白かった」や「法律学は雰囲気が良かった!」など、楽しそうに返答してくれた。受験時に自分の興味範囲を絞ることができなかったという井山さんだが、領域横断的なSFCでの学びに満足気であった。

井山さんは既にSFC生活を楽しんでいるようだ。聞いてみると、「生協のパン、はちみつバターパン美味しい!」「ローソンの近くにあるカフェのカレーも美味しかった。今度いきましょう!」「鴨池ですごい体勢で課題やりました」などなど。彼女のフレンドリーさと行動力は今後のSFCで活躍の源になるだろう。

一部、オンライン参加の新入生に取材するメンバーも 一部、オンライン参加の新入生に取材するメンバーも

語り手: 櫻庭望(総1) 聞き手: 二宮海颯(環1)

総合政策学部1年の櫻庭望君は、分野横断的に講義を受講している。彼は社会学に興味を持つものの、他分野の講義も受講して自らの引き出しを増やそうとしているのだ。特に昨今の情報系分野の急速な発展に重きを置いており、社会学と情報系分野を結びつけられないかどうか試行錯誤している。彼がSFCに入学したきっかけは友人や父親の影響が大きいのだというが、入学後の今は自ら目的意識を持ってキャンパスライフを送っている彼の今後の活躍に期待したい。

語り手:二宮海颯(環1) 聞き手:吉野優太(総1)

二宮海颯さん(環1)は音楽と科学の融合について学ぶため、音楽だけを学ぶ音大でも科学だけを学ぶ工学部でもなく、音楽と科学の両方を学べるSFCを選んだという。彼はピアノを弾いたり、オーケストラやサウンドトラックを聞いたりと幼い頃から音楽に関心を持っていた。そんな彼が音楽を作ろうと思ったきっかけは「親からのゲーム禁止」だった。「音楽を作るのが好きで、まだ続けているので、結果的には良かったなと思います」と笑って当時を振り返っている。

彼は高校生の頃から学外で研究活動を活発に行い、趣味で自主的に音楽のミキシングやマスタリングのスキルを学ぶなど、興味関心のある分野への探求心の強さが垣間見える。今後のSFCでの研究に備える意欲的な二宮さんの今後の活躍に期待したい。

真剣にメモを取る新入生 真剣にメモを取る新入生

語り手: 川西麻央華(環1) 聞き手: 熱海月乃(環1)

今回の体験会では、川西麻央華さん(環1)に「YOUは何しにSFCへ?」、「YOUは何しにSFC CLIPへ?」というインタビューを行った。彼女はAO入試で、「海洋プラスチック問題を解決したい」とSFCに入学したそうだ。海洋プラスチック問題に興味を持った理由は、プラごみが原因で亡くなったクジラのニュースを見たからだ。

また、SFC CLIPでは、主に記事を書く活動をする予定だ。誰かに見られるものをつくることが魅力的だという彼女の今後の活躍が楽しみだ。

終始和やかな体験会となった 終始和やかな体験会となった

今後の活躍に期待 SFCらしい多様性のある新入生

新入生の話を聞いていると、その興味分野は音楽から環境問題、デザインなど幅広く、さらには興味分野に限らず「自分は技術系だけど、記事も書いてみたい」など、複数の分野をまたぐことに意欲的な新入生も多く見られた。彼らが今後、SFC CLIPでどんな活躍をしてくれるのだろうか。心が弾む。

関連記事