小島先生に贈る言葉
小島朋之総合政策学部教授の逝去を受け、SFC CLIP編集部では教職員の方々から小島先生へのメッセージをいただいた。今後は教職員に限らず、OB・OGや在校生などからも広く受け付ける。
Eメールの宛先はこちら:[email protected]
(コメント欄に書き込んでいただいてもかまいません)
小島朋之総合政策学部教授の逝去を受け、SFC CLIP編集部では教職員の方々から小島先生へのメッセージをいただいた。今後は教職員に限らず、OB・OGや在校生などからも広く受け付ける。
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“小島先生に贈る言葉” への2件のフィードバック
先生、僕が学部の頃、毎週ゼミの後に「やる気茶屋」で飲みましたね。先生は学生思いで、勉強だけではなく、忙しい合間を縫って僕らの進路や人生いろんなことに相談にのっていただきました。文字通り、やさしく、厳しい、いい先生でした。
不肖、出来損ないのゼミ幹事で、4期卒業時はイギリス留学中だったこともあり、卒論まとめ、園遊会後のパーティの仕切り、名簿作成など何一つゼミ幹の仕事をできませんでした。
また、今回も海外にいるため、4期のみんなに連絡できず、恩返しが何も出来ていません。
でも、図々しくも、現在の仕事のことや、これからのことなど、お話したかった。
明日のお通夜と明後日の告別式には参列できませんが、カブールから先生をお見送りさせていただきます。
また、次回の帰国時、ご霊前に近況報告をしに行きます。
小島先生、安らかにお休みください。ご冥福を心からお祈り申し上げます。
小島先生を偲んで
突然の訃報に、晴天の霹靂の思いがいたします。
十年一昔といいますが、慶応SFCを卒業をしたのも昔のことになります。それからは長く海外にいたこともあり、先生に直接にお目かかる機会もほとんどございませんでしたが、昨年久しぶりにSFC小島研究会でお目にかかった折にも、先生は昔と変わらない温かいご配慮をくださいました。
SFCに在学中、進路について優柔不断で悩んでいたころの話です。同じ研究会の学友から、「石田君、しっかりと進路を決めないと。小島研究会の不良債権みたいになってはいけないよ。小島先生は親が子を思うように君の事を心配して下さっているのだから。」と厳しく諭された事がありました。幸いにも奨学金も得て留学も決まり、「不良債権の処理」に先生はホッと胸をなでおろされたことでしょう。先生は厳しさの中にも、寛大で大きな懐をもっておられました。
その昔に、先生が読んでおられた江藤淳教授の著作の中で、「教育とは、新しいカリキュラムやシステムではなく、人が人を育てる」という言葉がSFC最終講義録の中にあったと思います。小島研究会に在学中、先生は多方面でどんなにご多忙であっても、ご自身の中国・東アジア研究はもちろんのこと、学部・大学院、研究会における教育と指導は手を抜くどころか、常に最優先され熱意を傾けておられたように思われました。おそらくは、恩師の石川忠雄先生、遡っては慶応義塾の福沢先生から受け継がれてきた良き伝統なのでしょう。
あの世で再びお目にかかる機会には、また食事とお酒も交えつつ、お話にお付き合いいただけるのを、いまから楽しみにしております。
先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。
インドのニューデリーにて