8月1日に開業を予定していた湘南台駅西口のビジネスホテル「相鉄フレッサイン 湘南台」が、開業延期となることがわかった。入居予定だったビルの施工上の問題によるもので、開業の見通しは立っていない。

相鉄フレッサインは相鉄グループの相鉄イン(株)が運営するホテルチェーン。「相鉄フレッサイン 湘南台」は、藤沢市湘南台2-12-16に(株)露木商事が建設した「第八露木商事ビル」にテナントとして入居し、8月1日(金)に開業する予定だった。
 だが、今月8日(金)に発覚した六会コンクリート社の生コンクリート偽装問題で、日本工業規格(JIS)違反の生コンが同ビル建設に使用されていることが判明。ポップアウトと呼ばれるコンクリート表面が部分的にはがれる現象が同ビルで確認された。相鉄インによると具体的な開業時期は未定としながらも、建物自体に倒壊の危険性などはなく、取り壊しなどの予定はないとしている。
 なお、同ビル1Fにはセブンイレブン湘南台2丁目店も入居予定で、当初7月下旬開業とされていた。同社はSFC CLIP編集部の取材に対し、今回の影響を受けて開業の見通しは立っていないと説明した。