3月も下旬に入り、入学まで秒読み段階。新入生のみなさんの元にも、そろそろ講義案内の冊子が届いている頃でしょうか? SFCは履修の自由度が高く、自分の好みに合わせた時間割が組みやすいキャンパス。その分、初めは何から履修すればいいのか迷ってしまいがち。今回は、1年生の春にどう時間割を組めばいいのか紹介します。


 入学すると、まず時間割表の冊子が配られると思います。(例:2008年秋学期の時間割表)これを見て、興味のありそうな授業を見つけたら、その授業についてネット上のシラバスを使ってより詳しく調べていく、というのがスタンダードなやり方でしょうか。
 最近では、SFC-SFSという、履修したいと思っている授業を自動で時間割表に当てはめてくれる便利なシステムもあるので、これを使って時間割を組む人が殆どかもしれません。

履修の自由度が高いとはいえ、全部自分の好きな科目で埋められるかというとそうでもなく、必修科目も考慮して時間割を組まないといけません。なので、時間割を組む際は、まず必修科目から埋めていき、残りの単位を自分の興味のある科目で埋めていくとやりやすいです。
 1年春は、履修上限の20単位いっぱいまで履修する人が殆ど。多くの授業が2単位なので、だいたい10コマ程度の授業を履修することになります。
 2年生への進級条件となっており、必ず1年生の間に履修しておかなければならないものは以下の6単位。履修は秋学期でも間に合いますが、万が一落としたときに後がないので、春の間に履修しておこう。

・(所属が総合政策学部の場合は)「総合政策学の創造」  (環境情報学部の場合は)「環境情報学の創造」 それぞれ2単位 ・創造実践科目の中から2単位以上 ・先端発見科目の中から2単位以上

創造実践科目は、ワークショップ形式の授業を中心とした科目群。中でも、「外交政策ワークショップ(2限連続授業・4単位)」では「エグい」グループワークが行われることで有名。その分、グループワークで一緒になった仲間とは仲良くなれるので、友達作りを兼ねて履修する人も。
 先端発見科目は、様々な分野の「基礎編」にあたる科目群です。今後勉強していきたい分野に合わせた科目を履修しましょう。
 2年への進級に必須ではないものの、卒業に必要なプログラミング科目やウェルネス科目をこなしていくために、極力早めに履修しておくべきものもあります。体育1・情報基礎はクラス単位での授業ですし、皆よっぽどのことがない限り履修します。

・体育1(1単位) ・心身ウェルネス(1単位) ・情報基礎(2単位)

これで、既に10単位埋まりました。残り10単位、自分の好きな授業だけを思いっきり履修してもいいのですが、できれば卒業に必要な単位を意識して、「ナレッジスキル科目」なども2単位分くらいは履修しておくといいかもしれません。また、「高校時代は文系だったけど、理系寄りの授業も履修していきたい…」なんて人は、「数学基礎(2単位)」や「科学基礎(2単位)」などのリフレッシャー科目を履修しておくといいと思います。
 残りは、みなさんの興味に沿ったシフト系科目や創造技法科目をいくつか履修して埋めていくといいでしょう。最初に述べたSFC-SFSというシステムを使うと、今までにその授業を履修してきた先輩の感想などを見ることもできるので、参考になりますよ。また、新歓で行ったサークルの先輩などに、お勧めの授業を聞いてみると、きっと親切に教えてもらえるはずです。

入学まであと少し。不安もたくさんあるとは思いますが、いざ飛び込んでみればどうにかなってしまうもの。入学当初はあまり臆病にならずに、ぜひ色々な事に挑戦してみてくださいね!